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Key Holder / Alice Park2008.03.30 Sunday



 去年の末にカバンをかえた。長らく使ったマリメッコはキャンバス地が日焼けし、色はすっかり抜け、グッタリなっていた。もう潮時だったと思う。新しくしたショルダーバックはレザーのものである。今度は使い込んでクタクタになっていく過程を楽しみ、長い付き合いをしたいと思っている。けれどもちょっとした悩みがある。銀行に行っては通帳をごそごそ探し、i-potのコードがカバン中を縦横無尽に這い廻り、忘れたころに大切なメモが姿を現す。新しいバックにはポケットが少ないせいで、整理整頓がうまくできない。自分の使い方が悪いのは重々承知しているつもりであるが、現状は困っている。
 そんな中でもマリメッコのころからの相棒、Alice ParkのKey Holderはショルダー部分に結びつけられ、他のものと一緒にカバンの中に放り込まれている。カバンの中でどんなに暴れようともヘッチャラ。慌ただしく家を出る時にはストラップを引っ張り、スマートに取り出してロック。引き続き活躍中である。あとは、いつもカバンにくっ付いているので無くさなくのが良い。
 カバンをもっとうまく使いこなせるようになりたいと思っているが、自分には色々なツールが必要なのかもしれない。

Key Holder ¥5,250-
Alice Park

※長らく在庫を切らしていたキーホルダーが入荷しました。

インドの歩き方 - HOTEL2008.03.28 Friday



 インドに行くと決める前からジャイプールでの滞在はNarain Niwas Palaceと決めていた。以前からLenaが「絶対ここがお勧め!」と押していたホテルだったし、特に常宿がある訳でもなかったので、そこに泊まることを旅の楽しみのひとつとしていた。予定ではLenaと一緒に行くはずだったジャイプール。予定では・・・彼女に急用ができてしまい、一緒に行くことができなかったジャイプールになってしまったのだ。。。一緒に行けないと分かったのが、僕がインドを出る5日ほど前。ジャイプールのことはすべてLenaに任せっきりだったので、慌ててインターネットを使って予約を試みるも、どうもうまくいかない。これはぶっつけ本番で行くしかない。バスでジャイプールに到着後、その足でタクシーを拾い、ホテルに向かう。すれ違う車やリキシャの距離がほんの数センチ、そんな町の喧騒を抜けると、街の中心部に広大な公園があり、その公園の端に目指すNarain Niwas Palaceがある。大きな門を潜り、ポーターにホテルのデスクに案内してもらう。その道中、目の前の見える建物はホテルと言うよりは古い宮殿のような雰囲気だ。ワクワクする。デスクに着いて、部屋は空いているだろうかと尋ねると、離れの1部屋だけが空いているということだった。門を潜ってここまで来る間に何棟が小さなコテージのようなものがあった。それのことのようだ。宮殿内ではないのは残念とも思ったが、キャンプに来て泊まるバンガローようで楽しそうではないか。2つ返事でその部屋を使わせてもらうことにした。実際に古いお城なのか?マハラジャの家だったものなのか?詳しくは分からないけれども、離れのその部屋の中にもそこかしこにクラッシックな様式が見られる。決して高級ホテルのようなクリーンな印象はないものの、自分にとってはインドらしくて好みである。予定が詰まっていたので荷物を置き、その場を後にするが、今夜は早めに戻ってホテルを満喫したい、そうと思っていた。

 夜、食事を済ませホテルに戻ると、どうも調子が悪い。昨日食べたインド料理だろうか?さっき飲んだチャイか?原因は分からないけれどもお腹の調子が良くない。ホテルのプールへなんてのは、はなから柄にもないが、バーでビールくらいはと思っていたのに今夜は早く寝た方が良さそうである。そのままベットに潜り込む。 翌朝起きるとちょっとは良くなっていた。空腹感もあるし、朝食のためにレストランへ向かう。バイキング形式だったが、ここは控えた方が良いだろう、バナナとカップケーキを少々程度にする。ターバンのようなものを頭に巻き付けたボーイがコーヒーを運んでくれる。外からは鳥の囀りが聞こえ、窓から見える中庭には綺麗な花が咲き乱れ、その中を歩くクジャクの姿が見える。簡単に朝食を済せ、散歩するも、まだ本調子ではない。結局チェックアウトの12時ギリギリまで部屋で安静にしていた。

 折角楽しみにしていたホテルだったが満喫できずに残念。でもこんな時は、また来る理由、リベンジする理由ができたと思うようにしたい。旅はちょっと満足できないことがあることの方がいいような気がする。また、来たいと思うから。

Narain Niwas Palace
Kanota Bagh, Narain Singh Circle Jaipur INDIA
www.hotelnarainniwas.com

P.S.
Narain Niwas Place内にはジュエリーデザイナー、マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック(Marie-Helene de Taillac)がオーナーのセレクトショップ・HOT PINKがあります。ジュエリーはないものの、Khadiを使ったシャツやスカート、パシュミナ・ショール、インテリア小物など、素敵な品揃えです。

Tej2008.03.23 Sunday



 AM8:30。バスに乗るために宿を出る。デリーからジャイプールに向けてバスでの移動である。10年前だったらバックパックを背負い、ガンジスを目指し、乗合バスでインドを満喫なんて旅も良いが、さすがに仕事では無理である。今回は日本で言うなればハトバスのような趣きの通称「VOLVO」(Volvoのバス)で5時間の旅。
 その移動の約1ヶ月前、アリゾナ州ツーソンで再会したTej(タジ)。彼に会うのは3度目だった。お父さんも、お爺さんも、代々続くインド人宝飾商で、現在彼はサンフランシスコを拠点にインドを行き来しながら自分のデザインしたものをインドで製作している。その製作をしているのがジャイプールである。だから今回の滞在で是非アトリエに訪れたいと思って事前にTejと連絡を取り合ったが、生憎自分がインドにいる間、彼はアメリカにいるようで、あえなく断念。
 ジャイプールは石の町として知られている。世界中に出回る石の多くがジャイプールで研磨されたものらしい。Tejの家族も石の研磨に携わっている。多くのデザイナーが既製の石を探し、そこに自分のデザインを入れていくのに比べ、Tejのデザインは石の研磨から始まる。ありそうで無いシンプルながらユニークな形に石をカットし、それらをインドならではのハンドメイドの技術でセットする。またアメリカでの生活が長いからだろう、彼のデザインはどっぷりインドって感じではなく、ミニマルに仕上げているところが個人的には好みである。
 ジャイプールの街を探してみても、残念ながらユニークで素敵な石に出会うことはなかった。次回は必ずTejのいる時にインドに来たいと思う。でも次に彼に会えるのはアメリカだろう。

Oblong Stone Necklace ¥29,400-
designed by Tej Kothari

インドの歩き方 - cafe2008.03.21 Friday



 花粉吹き荒れる東京に別れを告げ、常夏の(?)インドへ行っておりました。もちろんインドは花粉の季節ではなかったが、たとえその季節に来ていようが、花粉症すら存在するのか分からないほど、1歩外へ踏み出せば粉塵、排気ガス、さらには激しいクラクションに、インドミュージックにと、インドの持つエネルギーにすべてを忘れさせられそうだった。それを感じつつ、楽しみつつ、けれどもそれにどっぷり浸かってしまうにはまだまだ未熟な自分。時折リセットが必要だった。そんなときに立ち寄っていた「Café Turtle」。旅の初めの数日を過ごしたデリーの宿から住宅地を抜け徒歩1分の距離にあるマーケットの一角にあり、1-2階が本屋さん、そして3階がCafé Turtleである。そのマーケット自体が外国人向けのマーケットになっており、マクドナルドはないものの、ファッション、インテリア、レストランなどインドらしからぬ自分にとってはほっとする店並び。お昼時に合わせてCafé Turtleに出向き、インドではなかなか味わえないサンドイッチにカプチーノをオーダー。待っている間を利用してPCを開き、旅のまとめをしたり、これから行く場所への作戦会議をしてみたり、これまたインドではほとんど耳にすることのないジャズの調べに耳を傾けたり、自分をフラットに戻してくれる大切な時間だった。
 アメリカの旅ではひたすら動き回る毎日を過ごすけれども、インドでは予定を控えめにし、情報を集めてピンポイントで動くことが吉と出ることが多いような気がする。

Cafe Turtle
※1-2階の本屋さんもなかなか良い品揃えだし、ちょっとした雑貨コーナーに置かれたものが気の利いていて、お土産に良さそうなものが並んでいました。

PIERRE HARDY2008.03.11 Tuesday



 いつもクラークスのデザートブーツを履きこなしていた友人がいる。まだクラークスがイギリス製の頃だったと思うので、10年近く前のことになるだろうか?その友人がある時からスエードの質感がそっくりだけど、以前のものよりも少し細みのデザートブーツを履いているのに気がついた。そのほんのちょっとした違いが逆に気になっていたが、いつも趣味の話ばかりに花を咲かせていたためか、質問するタイミングがないまま、長らく気になっている状態で時間だけが過ぎていた。
 昨年のこと、別の方から靴をいただいた。箱を開けると、グレーのスエードに黒いゴムのソール、スラリとした面長のボディ、それがまさしくずっと気になっていたデザートブーツだった。ピエール・アルディのものだ。早速勇んで履いてみる。スニーカーやアウトドアっぽい靴ばかりを好んで履いていた自分にとってこの手の細身靴は初体験、見慣れていないせいか自分の足でないようで、どうもしっくりこない。とても失礼だと思うが、嬉しい反面、ちょっと戸惑った。でもせっかく頂いたものだし、色も気に入っていたので履きはじめてみることに。すると、2,3回も履くうちに鏡に映った自分の足元が様になってきているような気がしてくる。自分の持っている中でも細みのパンツに合わせて履くようになり、すぐにお気に入りの1足になった。ピエール・アルディのデザートブーツは定番のシリーズで、毎年マイナーチェンジを繰り返り出されているようで、今年は黒の表皮に白のソールのタイプがリリースされた。ちょうどもう1足欲しいと思っていたので、早速手に入れた。かたちは同じだけど、艶があって、またスエードのタイプとは一味違って良い。
 その数日後、その友人と会ったら、彼も同じものを履いていた。やっぱり趣味が似ているのだろうか。でも彼と会う時には被らないように気をつける必要がありそうだ。時同じくして開催されていた2008年秋冬のパリコレ。Style.comでその様子を覗いて見ると、バレンシアガのショーのフィナーレ、拍手喝采の中で現れたデザイナーのニコラ・ゲスキエール、その足元は自分たちと同じ黒のブーツだ。彼とバッタリ会う機会があるのならば、その時は被りたいものだ。まぁ、偶然なんてないとは思うが。

P.S. GAPからピエール・アルディのデザインしたサンダルが出るようです。日本は3/21から発売って話。でもレディースしかないようで、個人的には残念。。。

Gold Chain2008.03.03 Monday


 
 たかがチェーン、されどチェーン。何かを繋ぐためのモノなのかもしれないけれど、それだけでも十分素敵なモノがあったら良いのに。そんなことを考えながら探した、ツーソンでの戦利品。
 自分らしくアレンジを利かせて、楽しみたい。そんなネックレスかな?!
 
Indian Chain Necklace
写真左から
Circle Chain Long Necklace
Oval Chain Necklace
Large Oval Chain Necklace

SOURCE in GINZA2008.02.26 Tuesday



 東京では数日前に春一番が吹き荒れた。おかげで可愛がっていた植木のひとつが吹き飛ばされ、結果、テラコッタの器が木端微塵に。あぁ、残念。。。 けれども春の訪れには素直に喜びたい。僕の花粉症も春を察知し始めている。

 そんなこの頃、2/27(水)から3/4(火)までの1週間。松屋・銀座の1Fで「ワールドジュエリーフォーラム」なるイベントが開催され、その一角に小さな「SOURCE」が出張します。お近くにお越しの際には是非寄ってみてください。
 イベントも楽しみだけれども、銀座のランチ、今から何を食べようが迷っている。

P.S. 期間中も恵比寿のお店はいつも通り開いています。

Grimaldi's Pizza2008.02.23 Saturday



 ニューヨーク到着後、その足でブルックリンへ移動する。買い付け前に、まずは腹ごしらえ。ちょうど同じ飛行機で買い付けに来ていたLESSのHクンも一緒に行動していて、彼の持っているガイドブックに近くに美味しいピザ屋があるという。
 Grimaldi's Pizzaはブルックリンブリッジのたもと、近年ブルックリンでも盛り上がっているエリア「DAMBO(ダンボ)」にある。お店に入るとランチにしては遅い時間にも関わらず半分以上の席が埋まり、赤と白のチェックのテーブルクロスがいかにもアメリカらしいテーブルに大きなピザがドカンと置かれ、家族でワイワイ、ワインと一緒に楽しむ老夫婦、コーラ片手にひとりでガッツク大男、老若男女に愛されているアットホームな雰囲気が伝わってくる。席に案内され、Hくんとメニューを覗きこむ。メニューは至ってシンプル、ピザが2種に、サイズが2種。これは新参者の自分たちには嬉しい。マルゲリータのラージサイズを頼んで二人でシェアすることに。注文を終えて、お店を見回すとお店の奥に石窯があり、その前でがっちりした男が器用に生地を伸ばし、たっぷりのトマトソースとモッツァレラチーズを素早く乗せ、それを窯へと運ぶ。ちょっとしたステージだ。火力が強いのだろうか、僕らの注文もほんの数分で運ばれてくる。ピザは熱いうちが命。早速1ピースが両手ほどのピザを頬張る。モッチリ、ジューシー、そしてクリーミー。中目黒にあったサヴォイの味に似ているようが気がする。これは美味い。すかさず、2枚目へ。続けて3枚目。しかし3枚目も後半になると満腹感が。美味いには美味いが、ちょっと味に飽きてきたのかと。周りのピザを見ると、みんな想い想いのトッピングを選び、ハーフ&ハーフで注文している常連客もいる。なるほど、ちょっと注文の仕方が違ったか?確かにピザのメニューの隣にダーとトッピングが載っている。今度来た時にはソーセージ、マッシュルーム、ドライトマト、ハーフ&ハーフで。ちょっと上級者を気取ってみたい。

 ガイドブックによると、ニューヨークのグルメガイドで不動のNo.1ピザだとある。そしてかのフランク・シナトラも愛したピザらしい。シナトラトッピングなんてメニューがあったら迷わずそれを頼むのだが。

Grimaldi's Pizza
19 Old Fulton St. Brooklyn, NY

Pave Ring2008.02.18 Monday



 年に1度のお祭り。アリゾナ州・ツーソンに世界中から宝石商たちが大集合。市内のコンベンションセンターを中心に体育館、巨大な仮説テント、ホテルのロビー、モーテルの部屋部屋、そして溢れたモノは屋外へ。1月から2月にかけてのこの時期、ツーソンは街をあげてGems Show(展示会)が開催されている。街中がそんな状況な訳で、世界的に見ても最大級の規模である。そんな大海原でのハンティング。名も聞いたことのないレアな石、警備員に守られた親指の爪ほどのダイヤモンド、自分の背丈以上の原石、化石などなど、会場の規模だけでなく、その守備範囲も広く目移りしながら足を止め、ショーケースにかじり付く。そんなことを繰り返し、限られた時間の中であちらへ、こちらへ。

 そんな中で見つけたリング。豆を想わせるプクプクとしたフォルムがチャーミングで、それぞれの膨らみにダイヤモンドがあしらわれたリング。それをインドから来ていた宝石商人から譲ってもらう。アメリカに来ても、やっぱりインドが気になるらしい。

Gold Ring with 10 Pave Diamonds

Airport2008.02.08 Friday



 8:45 Tucson International Airport発。ってことは何時に空港についていなくてはいけないのか?ホテルから空港まではどれくらいかかり、またどう行ったらいいのか?チェックイン、その後の手荷物検査にはどれくらいの列ができているのだろうか?何年前にニューヨークからのフライトで余裕を持って出かけたつもりが、乗り遅れてしまった経験がトラウマになっているのか、フライト前のスケジュール作りが毎回悩みの種なのである。
 出発の前日、ホテルのカウンターで自分のフライトを伝え、どうしたら良いか聞いてみる。ツーソンは名前こそインターナショナルと付いている空港だが、決して大きな空港ではない。他のインターナショナルな空港では、3時間前に空港に行って、長ーい列に並び、それでも1杯のコーヒーを楽しむ時間がないことも少なくない。まあ、それ程ではないだろうと想像していたが、カウンターのメキシカン風の女性は7:30にホテルの車で空港まで送ってあげると言う。それはありがたい。でも大丈夫だろうか?空港からそれ程遠くないホテルだったので、空港までは15分もあれば行けるだろう。でもチャックインの時間は1時間しかない。心配性な自分はさらに心配が膨らむ。翌朝、時間通りにカウンターに向かい、ホテルのバンで空港まで送ってもらう。ドライバーが「どこから来たのか?」、「ツーソンはどうだったか?」などと話しかけてくれるのだが、自分には上の空、ちゃんと飛行機に乗れるのが気がかりなのである。10分程で空港に到着、ドライバーにお礼をして、早速チェックインカウンターに行くと、2,3人が並んでいるだけである。やっとここに来て安心する。自分にとってはこれからの長いフライト以上に、そんなことが心配なのである。もう少し旅慣れしたいものである。

 10日間ほどの買い付けから戻り、週末から新しいモノがお店に並べられそうです。またこちらでも徐々にご紹介していきます。