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Lapland Lether Case2007.10.15 Monday



 数年前から「アノニマスデザイン」という言葉を耳にするようになった。
 「アノニマスデザイン」とは無名の、または作者が不明なデザインのことを指し、とても広い範囲の言葉だと思う。人それぞれいろいろな解釈があるかもれないが、自分としては「作為がなく、使用目的のためだけに考えられたデザイン」のものをそう呼びたいと考えている。さらにデザインと付ける以上はそのカタチが美しいと感じられることも大切だ。そう考えると「用の美」という言葉がまず頭に浮かぶ。民藝に代表されるモノたちや伝統的な工芸品、それらもアノニマスデザインと解釈していいだろう。
 スカンジナビア半島の北部一帯・ラップランドと呼ばれるエリアで暮らす人々が伝統的に作り続けているレザーのケースは、革を器用に折りたたんだだけのシンプルな構造だけれども、何かを足すことも、引くことも拒んでいるかのような素晴らしいデザインだと思う。さらにその形は色気を感じるほど美しい。まさにアノニマスデザインではないだろうか!
 眺めているだけで綺麗だから、お部屋の目立つ場所で日々使うものをちょっと収納するものとして楽しみたい。他には匂いのするモノ、例えばポプリとか詰めて置いておいたら、生活が少し豊かになりそうな気がする。

Lapland Lether Case

ブルキナバスケット2007.07.24 Tuesday



 ブルキナファソ? つい最近までまったくなじみの無い言葉だった。まったく無知は恐ろしいと恥ずかしくなる。付け焼刃ではあるが、調べてみると西アフリカ、地図でいうところアフリカ大陸の左側、窪んだあたりに位置する国だった。以前はフランス領だったらしく、フランス語が公用語。元サッカー日本代表監督フィリップ・トルシエがナショナルチームのサッカー監督を勤めたこともあるらしい。(彼もフランス人) と、なにかとフランスとは縁が深いようだ。
 そもそも、こちらで扱っているバスケットの多くがブルキナファソからやってきているから調べてみたのだが、なるほど。確かにバスケットにもどこかフランスらしさを感じる。いや、そんな余談を知ったからそう感じるだけなのか? ボンジュール!

ブルキナバスケット ¥2,520-

CORAL2007.07.13 Friday



じーと見とれてしまう。そして目が離せない。
「どうなってるの、ここ?」 「なんでこんな凸凹なの?」 「変なかたちぃ。」
すっかり子供に戻る。
小さい頃は拾った石や木が宝物だった。大事に勉強机に飾っていた。
そんなことを思い出させるサンゴたち。
人が作った綺麗なモノがある。自然が作ったもっと綺麗なモノもある。
そんなOBJECTS。

いろんなサンゴ ¥3,150-から

Aalto Stool2007.07.03 Tuesday



 ずっと欲しかった初期のAaltoのスツールを手に入れた。飴色によく焼けたそいつは1930年代のものらしい(写真左)。いまだに同タイプのモノは売られている訳だから、そこから数えてもすでに70年以上は作り続けられている世紀をまたいだ定番品。初期のモノはアアルトの一番の特徴と言える曲げた木を活かした美しい脚はなく、二本の木を組み合わせて作られ、決してスマートではない。むしろ、ちょっと頑張れば自分でも作れそうな無骨な姿に映る。けれどもその変化の過程(写真左から右)、その歴史を考えながら眺めると、自分にはたちまち愛らしいものに映るから不思議だ。
 お店で販売しようと思って手に入れたけれども、悩んでいる。もう少し眺めていたい。

Vitage Aalto Stool ¥ price on request

Colored Khadi Shawls2007.06.15 Friday



 東京は梅雨入り宣言、昨日はすごい雨に1日でしたが、「その宣言、ちょっと先走ったのでは?」と思いたくなるような、今日は打って変わって熱い1日。昨日の雨と今日の風のせいか清々しい青い空。

 これからの変わりやすい季節にタイミングよく、インドよりショールが入荷しました。(少々強引ですね…) 折りたたむのではなく、がさっとカバンに忍ばせ、涼しい朝晩に、クーラーの効きすぎた室内で、熱くなるこれからも活躍してくれそうです。

 今回はKhadi(カディ)ショールの色も増えています。

 Shawls from India

Shawls2007.05.21 Monday



 原宿のトンチャン通りの奥にゴリーズという古着屋がある。もう通い始めて何年になるだろうか?始めて行ったのはまだビルに2階にあった頃、確か15年前だったと思う。すっかり15年もお世話になっているお店ということになるのか、自分でも驚く。今では30歳をとうにを過ぎ、原宿が似合う歳ではないかもしれないが、どうしてもそこでしか味わえないものがあるのだから自然と足が向く。特にデニムはやっぱり古着が良いと思っている。乾燥機で縮んでできたよれ、屈んだ時にできたしわ、全体に洗濯と陽ざしによって色落ちした独特の雰囲気。自分はそんな使い込まれたものがホントに好きなんだと実感出来る瞬間がそこにあるから。

 昨年の11月にインドに行った時に買い付けてきたショールがもうなくなっていたので、追加で送ってもらった。ダンボールを開けた途端、何とも言えないインド独特の香辛料のような匂いが漂う。嫌いな匂いではないが、綺麗に折りたたまれた状態ではディスプレイも映えないし、さっと洗うことにする。洗って乾かす、すると、それらは別モノのようにふわっと空気を含み、軽く、使い込まれたかのように姿を変える。特にカディ(Khadi)と呼ばれる手紡ぎされた糸で作られ、それを後染めしたモノは変化が激しい。その生地は手紡ぎ独特の柔らかさを含み、滑っとするような心地よい肌触りになる。そして色は洗濯した水がその生地の色になるほど抜ける。これはインドのモノすべてに起きてしまう問題でもあるのだけれども、この染は野菜を原料で染めてあげているものであるから、それも良いものであると考えている。天然素材を原料に染めたものはまるで呼吸をするかのように自然に反応する。洗えば色が落ち、そして太陽の光を浴びると日焼けする。それはデニムでいうところのインディゴ染めと一緒である。デニムを着こんで、自分らしく変化させて行くように、ショールも楽しみならが使い込んでもらいたいと思う。
 使い込まれた古着も良いけれども、自分で使い込んでいくはもっと楽しいことだろう。

※ ショールがいろいろと入ってきましたので、SOURCE JOURNAL vol.4にまとめています。

Basket for living room2007.05.12 Saturday



 このところ出入りの激しいバスケットたち。今回は大きな仲間たちが届きました。
 大きなものはインテリア小物として、雑誌を放り込んだり、洗濯カゴ代りに、タオルでもゴロっと入れてみたり、柔らかい布と一緒にベビーベットにも? いろんな使い方を楽しめそうです。 もちろんこの陽気に背中を押されつつ、ピクニック出かけても良いでしょう。

African Baskets ¥1,575- 〜 ¥4,095-

Ceramic Dogs2007.04.20 Friday



 何年か前、福岡の知人に長崎に連れて行ってもらったことがある。ゴールデンウィークと重なり、有田では陶器市が開催されていた。年に一度のビックイベントとあり、やっとの思いで高速道路を降りた。そしてそこからもなおも続いている渋滞を尻目に有田とは逆方向、波佐見へと向かった。
 波佐見は有田と同様、陶器の町として知られている。中でも自分たちが目指した場所は白山陶器。戦後より、森正洋氏を中心にシンプルで、使い勝手の良いグッドデザインなテーブルウェアを多く生み出し、現在まで日本の食卓を飾ってきている老舗メーカーだ。醤油差しはどこかで見たことのある名品だろう。
 そこには大きな工場があり、ショールーム兼ショップがあり、そして小さな工房があった。工房を窓越しから覗いてみると、さっきショールームで見た艶やかな製品とは違う、艶のない製品サンプルやその型のようなものがごろごろしており、その光景は自分を一瞬にして魅了した。まだ土っぽさの残るそのサンプルらしき器、水を入れたら一瞬にシミが付いてしまうだろうけれども、その素材感や存在感はモノとして美しさを放っているように感じた。

 これら陶器でできた犬たち。個人的な意見だが、きっと色を付けられる前の状態だと思う。その白い素焼の様子は、あの工房で見たあの美しさを思い出させる。

Ceramic Dogs ¥2,100-
(こちらは波佐見焼ではありません。おそらく瀬戸(愛知県)のものではないかと思います。)


※ 長崎では北欧展も始まったようだし、今年もゴールデンウィークに恒例の陶器市があるです。盛り上がっていますな。

Baskets2007.04.07 Saturday



 以前にもご紹介したアフリカのバスケット、ワイヤーボールなどが再入荷しました。
 先日築地に行ったとき、場内で仕入れに来ているのでしょう、料理人らしき人たちが四角い籠バックを持ち歩く姿をよく目にしました。魚入れたり、野菜を入れたり。
 これらのバスケットたち、パリの青空市で星付きのシェフたちが野菜の仕入れに使っていそうです… そんなだったら、洒落ていなぁと、勝手な想像してみたり。

 bon jour!

Basket with Handle2007.03.13 Tuesday



 まだ幼稚園児のころ、実家から20分ほど歩いた街外れにニワトリを飼育している家があった。トタンで囲われた小屋には百羽以上はいただろうか、おびただしい数のニワトリがまるで本棚の本のように並んで、あの独特の鳴き声とバタバタと羽ばたく音が幼いボクにとっては腰を引かせる存在だった。実家が生協に入る前まではよく母親に連れられ、そこまでタマゴを買いに行っていたのを覚えている。ボクはそのタマゴを使った卵かけご飯が好物だったらしい。 家にはそれ用のカゴがあった。確かベージュベースに赤や緑の色が入り組んだワイヤーで編んだカゴだったと思う。空のそれを持ち込んでそこに卵を入れてもらって持ち帰る訳なのだが、それを持つのがボクの楽しみだったような記憶が。。。

 これらのアフリカのカゴを見たとき、そんなスリリングな思い出(よく卵を割っていたから。笑)がよみがえった。今はもうなくなってしまったニワトリ小屋だけど、あのカゴはまだあるのだろうか?良いのが見つかったから、今度実家に帰るときにひとつお土産に持ち帰ってみよう。ミカン入れに良さそうだ。

 アフリカのカゴ ¥1,575-から