豆大福2007.08.16 Thursday



 「大福、あの柔らかさがたまらないですよね。」
 「素甘もお勧めですよ。」
 など、近所の方と恵比寿の和菓子屋さんの話で盛り上がる。美味しいものの話は急に人の距離を近くするような気がする。すっかり仲良くなった、気になる。
 人に勧めたおかげで、高輪の豆大福が無性に食べたくなった。翌日、お盆休みの真っ只中だったので、閉まっているかと思いながら行ったが、いつも通り赤い暖簾が掛かっていてホッとする。いつもは何人か並んでいることが多いのに、さすがにその日は僕だけ。まだ時間も早いせいか、ウィンドーにはお目当ての大福が山のように積まれている。豆大福をいくつかと、お昼飯にと赤飯を包んでもらう。お母さんが手際よく包む姿が見ていて気持ちいい。
 持ち帰って、早速いただく。
 中心に程よい甘さの粒餡がギッシリ詰まり、外は塩の利いた餅が餡の甘さをグッと引き締め、さらに豆との食感が楽しい。なんだかどこかのグルメリポーターのコメントのようだが、それだけ力が入ってしまう美味さだと思ってほしい。僕はここの大福を、「大人の大福」と勝手に呼んでいる。塩が効いているせいか、おとな好みなお味だから。
 大人買いならぬ、大人食いは程々に。

豆大福 ¥147-

松島屋
東京都港区高輪1-5-25

※赤飯も美味。他にもお団子や草餅なども美味しいそうです。

伊勢重2007.06.22 Friday



 突然の知人の来店。しかもお土産まで。嬉しさ倍増。その包み紙から想像するに、「大福ですね?」と問いかけると、答えを聞く前にその目は「そのとおり」と語っていた。僕が以前に大福を差し入れしたのを覚えてくれていたのだろう。ありがたい。

 大福を頬張る。ほんのりと甘く柔らかい餅、そして甘さ控えめな餡が美味い。ひとつ、ふたつと胃の中に消えていった。これは知りたい。しかし包み紙を確認するも、お店の名前がない。知人にお礼のメールと一緒にどこのものかを尋ねた。

 翌朝、出勤前に家で残りの大福をいただいた。「んっ」、堅い。味は変わらず美味しいのだが、やっぱりあの独特の餅の触感が味わえないのは残念。。。お店に行ってみると、知人から昨日のメールの返事が来ていた。ここからすぐご近所だとある。「伊勢重」、はて、聞き覚えがないし、言われた場所に和菓子屋があったような記憶がない。

 そしてその案内を頼りに早速行ってみた。トシ・ヨロイズカ、蟻月、歩粉と恵比寿おいしいトライアングルの真ん中に、ココがあったことをすっかり忘れていた。前から気になっていた小さな和菓子屋さんだ。ショーウィンドーにはあの大福がこちらを見ている。いくつか包んでもらって、その間にお店の方と話をすると、並んでいるものはすべてここで作っているのだと言う。自宅の玄関をお店にしたようなこじんまりとしたお店。大きな工房がある訳ではなく、台所のようなところで作っているのだろうか。そんな味がした。あの餅の触感は昔母親が家で搗いてくれた餅の触感と似ていた。そして母の餅も翌朝には固くなって、焼き餅にしていたのを覚えている。そういうことだろう。数日は変わらない味のモノに慣れていた自分を恥じる。

 今日、ちょうど出かける用事があったので、手土産にと伊勢重に寄った。13時過ぎだったけど、もう大福は5つしか残っていなかった。全部を包んでもらって、届けた。ちょっと足りなかったかもしれないが、その場ですべて平らげてくれた。フレッシュな大福にみんな喜んでくれたようだ。よかった。

伊勢重
渋谷区恵比寿1-32-7
大福 100円

Lotus Biscuit2007.04.02 Monday



 毎朝(と言ってもお昼寸前ですが)、お店に来て掃除を終らせて後、コーヒーを入れるのが自分にとってスイッチ・オンの儀式のようになっている。そして、最近、恵比寿駅に隣接するスーパーに切れていたコーヒーフィルターを買いに行ったときに何気なく手にしてレジに持っていったクッキーに虜になっている。シナモンの効いたそれは、口に入れると、水分を吸い取り、またコーヒーに手が伸びる。そんな繰り返しが自分にとってのスイッチにちょうど良い。 
 お気に入りのLOTUS BISCUITがもう無くなってしまったので、明日にでもまた買いに行こう。そう思っていたら、ふと思い出した。

 昔に行ったオーストラリアで親しくなった知人が勧めてくれたお菓子、Tim Tam(ティム・タム)。チョコレート味のビスケットでチョコレートを挟み、さらにチョコレートでコーティングされた、チョコづくしで濃厚なお菓子。もちろんそのまま食べても美味しいのだけれども、知人が教えてくれた美味しい食べ方、これがたまらない。
 まずコーヒーを用意する。ちょっとミルク多めのものが個人的には好み。そして細長いTim Tamの両端をかじってそのまま味わう。そして片側をくわえて、もう片方をコーヒーに浸し、一気に吸う。クッキーの隙間を通ってコーヒーが口に届くので、それで出来上がり。たっぷりと水分が含んだクッキーを急いで口に入れる。それはそれは…  

 あぁ、スーパーにTim Tamは売っているだろうか?

恵比寿みかん2007.02.23 Friday



 ずっと前にお店に来てくれた友人に「あそこのミカン屋さん知っている?」と聞かれた。みかん屋さん!?、始めは見当が付かなかったが、「ほら、すぐそこの!」なんて言われてみると、確かに恵比寿駅方向に少し下ったところにお店らしきものがあったと思い出した。シャッターは半分閉められ、中には不揃いの柑橘類が山積みされ、ビン詰の漬物やらが無造作に置いてあるあそこだ。
 それからしばらくして行ってみた。おばちゃんが奥から出てきて、いろいろと話を聞かせてくれた。50年以上この場所でみかんを売りつづけているらしく、今も昔と変わらず伊豆にある自分たちの畑で取れたものを売り、漬けているものも自家製なんだとか。50年もここで、しかも変わらずやりつづけているとは、もう大先輩に頭が上がりません。肝心のみかんはと言うと、無農薬で形は歪なんだけど、味は濃く、甘ーいミカン。お店同様、人やモノは見かけによらないとはまさにこのことだろうか。自分を反省する。

 今日通りがかったら、ミカンの季節が終わり、甘夏が山積に。早速1キロいただきいた。そして汁を飛ばし、額に汗かきながらまるまる1つを頬張る。おばちゃんは「まだ早いよ」と言っていたけど、昔らがらの酸味が心地いい。今日のお店はきっとシトラスの香だっただろう。そうだ、別の友人が「あそこの甘夏は無農薬だから、マーマレードにすると良い」と言っていたな。ハチミツとも相性が良さそうな酸味だったし、うーん、ちょっと足りそうにない、また買いに行かなきゃ。

小池青果
渋谷区恵比寿3-2-1
甘夏 ¥600-/1キロ

H&H BAGELS2007.02.17 Saturday



 リーズナブルで、アクセスも良さそうなホテルを94丁目に発見!それだけの理由で今回のホテルを決めたニューヨーク。いつかラグジュアリーなホテルライフを、と夢見つつも、仕事で行っているのだから寝れれば良い。多少の不便を覚悟の上。でも行ってみたら、親切なホテルスタッフに、設備も整っていて、部屋もコンパクトながらなかなか快適。当たりだ!さすがに朝食のサービスは付いていないので、朝食は近所で済ます毎日に。まあ、これは自分にとっては楽しみのひとつでもあるから好都合。ある夜、日本から持ってきていたガイドブックを見ると10ブロックほど下りると有名な「H&H BAGELS」があるではないか。翌日の朝食はそこに決め、少し早めに目覚ましをセットする。
 寒さの厳しい朝のニューヨーク、15分ほど歩いてもまだ体が温まらない。でももう少し歩いたら、カリッと香ばしくトーストされ、たっぷりのクリームチーズが塗られたベーグルを頬張れるかと思うと足取りも速くなる。だんだんと人が増える地下鉄の駅前に目指すH&H BAGELSを発見。きっと緩んだ顔で突撃したことだろう。「シナモン&レーズンをトーストして、クリームチーズを」と注文すると、「Sorry...」の返事。えっ?!ここではトーストも、クリームチーズも無いんだとか。。。仕方なく、ベーグルだけを受け取り、すぐ前のベンチでほんのり暖かいモノをかじる。モチモチ感が顎にくる。 今度キッチン付きのホテルに泊まったときに特製ベーグルサンドを作ってやると心に誓いニューヨークを後にする。

 帰ってブログを書こうと「H&H BAGELS」と検索すると、日本にもあるんですね。知らないのは僕だけ?!これは早速リベンジ出来そうだ。

 H&H BAGELS http://www.hhbagels.jp

Freemans2007.02.12 Monday



 ニューヨークに引越ししたメリッサがご飯を食べようと誘ってくれてたので、迷わずFreemansをリクエストすると、「My favarite!」の返事。

 マンハッタンの南、リトルイタリーとローアーイーストサイドの間を斜めに横切るボーリー・ストリート。通りの両側にはキッチン用品専門店、リサイクル家具屋などが軒を連ね、にぎやかではあるが僕らビジネスで訪れる人やもちろん旅行者にとっても縁遠いエリアだ。東京で言うならば河童橋のようなエリアだろうか? ボーリーからリビントン・ストリートを東に入り、さらに1本目の細い薄暗い路地を左に曲がった突き当たりにFreemansはある。

 日曜日の夜、多くの人々は週末の最後の一時を家で過ごしているであろう8時過ぎにも関わらずドアを開けると満席。そしてバーカウンターにも席が空くのを待つ人々でごった返している。2年前に初めて連れて来てもらったときもこんな感じで賑わっていたので、待つのは覚悟の上。それよりも入って、その店内の様子を楽しもう。ドアを開けたその瞬間、カナダかオレゴンかどこかの趣味の良い猟師の山小屋に招かれたような錯覚に陥る。壁は鹿、野鳥などの剥製が所狭しと飾られ、使い込まれたテーブルに椅子、そして忙しそうに働くスタッフの中には長ーいヒゲの男、細身のツイードのジャケットが似合う案内役。そんな光景を楽しみながら話を弾ませていると待つのも悪くないとさえ思えてくる。
 そして席に案内され、ワインとみんなでシェアする前菜、そして各々メインを選ぶ。ボクはポークチョップを試してみることに。 まずワインで乾杯!そしてアーティチョークのディップを薄切りにし、トーストしたバケットと一緒にいただく。きっと塩とコショウだけだろう、素材を生かしたシンプルな味付けがまたその雰囲気に、そしてワインに合う。そしてポークチョップは今まで食べたことのない分厚い(3cmくらいあったと思う)肉の塊にこれまた塩、コショウ、ハーブ、そしてバルサミコ酢でシンプルな味付けが心地良い。この頃にはワインの助けももらい、つたないはずの英語も饒舌に。楽しい時間が過ぎていく。

 お店を出ると外は雪に。通りに停められた車の上には薄っすらと雪が積もり始めていて、ほろ酔いのメリッサが雪合戦を宣戦布告!もちろん応戦!冬のニューヨーク、悪くない。

Freemans
191 Chrystie St New York, NY 10002
www.freemansrestaurant.com

※ほろ酔いでピンぼけの写真… お許しください。 

大人の味2007.01.18 Thursday



 休日の朝、目覚めると外は雨。このまま二度寝に突入しそうだったが、今日は新宿に行くと決めていたので、布団を飛び出し、仕度をする。バスと電車を乗り継ぎ、11時過ぎに新宿に到着。まず用事を済まし、終えた頃にはお腹がすいてきた。食事をしようと思うが、新宿に不慣れな自分にはひとりで食事ができる気の効いたお店に心当たりが無い。そのままブラブラしていると、ちょうど三越の前を通りがかったときに「つな八」のことを思いだした。何年か前(まだ学生だった気がする)につれてきてもらって、初めて塩で天麩羅を食べるという新感覚に感動した思い出がある。確かカウンター席があったはずだと思い、三越の交差点を曲がり、暖簾をくぐる。お店に入るとちょうど目の前のカウンター席が空いていたので、そこに案内される。目の前には初老の料理人が海老の皮むきを、左には大粒のエメラルドが印象的なリングをしたおばさま、右には新聞片手に刺身をつまむおじさま、まさにベテラン勢に囲まれたルーキー。慣れないながらも注文を済ませ、お茶を啜りながら出来上がりを待つ。自分の左前では若手の料理主任が手際よく天麩羅を揚げ、出来上がった順に目の前のお皿に置いていく。ちょっとしたパフォーマンスを見させてもらっている感じになる。自分の順番になり、揚げ立ての海老が置かれた。まずは塩で頂いてみる。美味しい。そして次に天ツユで。これは白いご飯が進む美味さ。テンポ良く揚げられ、それを塩、天ツユと交互に試しながら頂いていると自然と緊張もほぐれ、結局ご飯をおかわりまでして大満足。今度はこれを目当てに新宿に行くかもしれない。

つな八
新宿区新宿3-31-8

Hawaiian Host2007.01.15 Monday



 お正月気分はすっかり抜け、平常を取り戻し毎日を過ごしているこの頃ですが、ボクのわき腹にはしっかりお正月が残っていました。この前体重計に乗ってみると、3キロUP。。。これはいけないと思うも、ついつい目の前のチョコレートに手が伸びる。先日、ニューヨークに行っていた友人からお土産にもらったマカデミアンナッツ・チョコレート。ニューヨーク土産にマカデミアンナッツ・チョコレートとはいささか場違いな感じはあるものの、実はこれが一番嬉しかったりする。人から何かをもらえるのはなんだって嬉しいけれども、なかなか自分じゃ買わないものをもらえるのって、とっても嬉しい。さあ、これを食べ尽くしたら、運動しよう!

Hawaiian Host Chocolate Covered Macadamia Nuts

鯛焼き2006.12.09 Saturday



 恵比寿になにやら旨い鯛焼き屋が出来たらしい、そんな居ても立っても居られない情報を聞きつけ、ネットで検索。ホントにご近所のようで、早速行ってみることに。
 お店はまさに鯛焼き一色。鯛焼きしかメニューに無いし、もちろん鯛焼きしか焼いていない。気持ち良いほど、鯛焼き屋さん。行った時間がまだオープン直後(前だったかも)だったからか、何台もある焼き機(?)には彼らが列を成して綺麗に並んでいる。大将らしい方が、そこから一匹取り、そのまま紙袋に入れ、渡してくれる。もちろんまだ温かい訳で、お金を払う前にかぶりつきたい気持ちを押さえつつ、お勘定を済ませお店を後にする。
 店に背中を向けた瞬間にはもうかぶりついていただろうか?「外はカリカリ、中はしっとり」そんなよく聞く文句がまさにピッタリなそれ。店先に置かれた解説によると、30分以上かけて表面をパリパリに焼いているんだとか。だからそんなに焼き器があるのね。納得。そしてその表面は薄く、中には頭の先から尻尾までこれでもかというほどたっぷりの餡が入っています。香ばしい生地と甘さを押さえた餡が上品な味で、その場ですぐ食べることをお勧めしたいまさに食べ歩きアイテムです。
 
 ボクのおやつメニューのレパートリーが増え、とっても嬉しいけど。脇腹と相談も必要です。
 一雨降って寒さが増すこの頃、恵比寿散策のお供にどうでしょうか?

たいやき ひいらぎ
渋谷区恵比寿1-4-1 恵比寿アーバンハウス1F

たいやき 126円 / 1匹