SOURCE objects

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祝「mother」2009.07.19 Sunday



 自分を若いと思っているのは、実は歳をとった証拠であろうか?自問自答。 ほんの数年前までは友人・知人の集まりがあると決まって自分が年少者だった。自分なりに言葉使いを気にして、粗相のないようにと背筋を伸ばしていたつもりである。それが最近の集まりでは決まって中堅以上、時には最年長だったりする。。。さらにその年少者たちが立派であるから自分の言葉使いも引き続き敬語のまま、そしてなによりその突き上げるようなパワーと言うか、パッションに驚かされる。

 そんなひとりeちゃんが自分のブランドの直営店をオープンさせた。オープン日には伺ってみると、みなぎるパッション同様、溢れんばかりの世界観に埋め尽くされたお店が出来上がっていた。
 
mother
東京都目黒区青葉台1-13-12

出会い2009.07.09 Thursday



 「Whole Earth Catalog」、その存在は随分前から知っていたけれど、手に取ったのは初めてだった。これはその合本として出されたものらしい。きっと1960年代のモノ好き(尊敬の念を込めて)に愛された本だったに違いない。小さなものから家まで、噂どおり、いやそれ以上に全て逸品揃いなあらゆるモノを集めたカタログ、こんなお店があったら散財間違いなしだと、クラクラしてくる。さらには野菜の育て方らや、家畜のことまでまで。これを愛読書にしていたらそれなりの立派な知識人として育つことだろう。実に興味深い。

 続いて「AFRICAN IMAGE」。個人的にはナンバーワンSAM HASKINS。時代を作ったと言っても過言ではないであろうCowboy KateやFive Girlsなどの代表作で見られるオシャレヌードはもちろん素敵なのだが、アフリカの人々や民芸品を真正面から捉えたメリハリのあるモノクロの写真の連続はそれらとはまた相反する力強いイメージにドキッとさせられる美しさがある。やっぱり本当の男はこちらを愛すべきだと思っている。

 もう数日過ぎてしまったが、最終日にも駆けつけることができた「208」でのトランク・ショーの合間、dieciの田丸さんにお勧めしてもらった近所の古本屋さん「colombo」で見つけた2冊。イベントでの多くの出会いとともに、思わぬところでまた素敵な出会いにも恵まれた。全ての出会いに感謝!

P.S. 「208」では引き続きLandscape Productsの「さつまもの」が開催中。

Phoenix Live @ KCRW2009.06.30 Tuesday



 今朝、身支度をしながらPCを開く。時差の関係上リアルタイムで聴くことはできなかったが、楽しみにしていたPhoenixのライブがKCRWであった。それを録音で聴くことができるのである。朝から鼻歌混じりに手を動かし、それが気付いた頃には合唱に変わっていた。おっと、時計を見上げたらもう出かけなくてはいけない時間だった。
 
Phoenix Live @ KCRW

出張SOURCE2009.06.29 Monday



 「208」で始まったTRUNK SHOWのため金曜日から2泊3日の大阪出張に行ってきた。準備万全のつもりだったが、なにせこのようなイベントは初めての経験、「どうにかなるだろう」と思わざる得ない気持ちを引きずりながら大阪に降り立った。昼過ぎに到着し、5坪ほどの四角い空間とそこに置かれた6つのテーブルを前に、案の定、早速腕組。まあ、こんなときは頭以上に体を動かした方が良いに決まっている。あれやこれやとテーブルを引きずり回して、その上に持ち込んだディスプレイをとっかえひっかえしてみる。結局そんな繰り返しが8時過ぎまで続き、まさに大阪らしく「てんやわんや」の1日となった。おかげで満足行く空間が出来たつもり。白いスペース(箱)が何色になるだろうかと思っていたら、そもそも床はコンクリート、壁は薄いグレーに塗っているんだとか、でもその淡い空間のおかげで小さく光るモノたちが白以上に映えて見える。コレが回転したら万華鏡みたいになるのかとヘンな想像してみたり、でもそれこそてんやわんやである。

 そんなこんなでイベントスタート。初日、2日目と接客のお手伝いをさせていただき、今までメールや電話でのやり取りだけだった方々との出会い、久しぶりの再会、また新しい出会いと、まったく幸せモノな2日間となり、あまりに楽しかったので予定を変更して、また5日の日曜日にお手伝いのため大阪に行くことした。

TRUNK SHOW
SOURCE at dieci
2009/6/27(sat)-7/5(sun)
※ 5日はSOURCEのスタッフも接客のお手伝いをさせていただきます。 

208
〒541-0059 大阪市中央区博労町4-3-14 柴田ビル208
TEL 06-6121-7220
OPEN 13:00-20:00(火曜定休)
www.dieci207.com


 dieciのオーナー夫妻の好意に甘え、午前中の時間を使って万博公園へ。大阪日本民藝館でスリップウェアーを堪能、国立民族学博物館はパリのケ・ブランリ美術館を思い出させるエキサイティングな陳列に興奮したが、時間が足らず、また次回に来館を誓う。そして最後に太陽の塔に。50mmのレンズで見上げたらこんなアップに。大きさにビックリしつつ、またレンズ欲しい病に。24mmかな。と、バッチリ大阪観光も出来た。

The Robert Mapplethorpe Collection2009.06.19 Friday



 ずっと欲しい1冊だったけど、いつか出会うだろうと決めつけていたので今まで手に入れることが出来なかった1冊。振り返ってみたら、もう10年以上も探し続けていた。いや、正確には探していたわけではないのか。。。とにかく、そんなことをふと思い出し、海外サイトで検索してみるとあっさり見つかり、コレは運命だとまた得意の決め付けて、理由付け、そんなこんなで念願かなって手に入れたロバート・メープルソープ・コレクション。

 彼はアートやモダンデザインを中心にコレクターとして知られ、亡くなった後、残された膨大なコレクションがオークションにかけられ、そのときのカタログがコレ。久しぶりにその内容を見ると、グロテスクとも思えるコレクションに見られる激しくダイナミックな感覚と、北欧の陶器やイタリアのガラスのコレクションなどに見られる色彩や造形の繊細な美しさが1冊の中に混在する。「+」と「−」、「N」と「S」、まるで違って見えるモノたちの連続に心が右へ左へ、反復横飛びのように振り回される。けれども同時にアドレナリンが溢れてくるように先を急がせる。。。「+」と「−」、「N」と「S」、きっとベクトルは違えどその振り切った美しさに自分を含め、人は魅了されるのだろう。10年以上が過ぎ、彼の偉大な美的センスをちょっと分かった気になっている。いやいや、これもまだまだで妄想だけが膨らんでいるに違いない。当分の間、目に付くところに置いておいてじっくり考えてみたいと思っている1冊。

The Robert Mapplethorpe Collection

TRUNK SHOW at dieci2009.06.15 Monday



<イベントのお知らせ>

この4月にオープンしたばかりのdieciのイベントスペース「208」。
僕が5月に訪れた際には、まだ残るペンキの匂い、まっさらな壁、乾いたばかりのコンクリートの床、その始まったばかりのスペースを色で例えるとしたら「白」でした。そんな美しい白い箱にSOURCEが出張することになりました。僕らの扱うジュエリーやアクセサリーをトランクに詰め込んで、208で思い存分広げたいと思っています。さて、何色に染まるんでしょうか?今から楽しみでなりません。

TRUNK SHOW
SOURCE at dieci
2009/6/27(sat)-7/5(sun)
※ 27日・28日はSOURCEのスタッフも接客のお手伝いをさせていただきます。

208
〒541-0059 大阪市中央区博労町4-3-14 柴田ビル208
TEL 06-6121-7220
OPEN 13:00-20:00(火曜定休)
www.dieci207.com

JAMES PERSE2009.06.08 Monday



 確か中学生だったと思うが、Hanesの3枚パックT-shirtsに始まり、GapのポケットTを好んだ時もあった、学生時代はGreatful DeadのサイケなプリントTもよく着た、古着屋さんでチャンピオンのカレッジTを探すのも楽しかった、Saint Jamesも良かった。最近ではループウィーラーのものがお気に入りだった。しかしお店を始めてからだろうか、T-shirtsを着る機会が減り、その代りに、襟のついたポロシャツやシャツを来て人前に立つようになった。そしてT-shirtsは休日着の存在として昔から持っているモノを着る程度になっていた。しかしことろまたT-shitsが欲しいと思うようになってきた。

 今回の買い付けでも合間を見て「JAMES PERSE」に行った。ロサンゼルスで一番賑やかかなファッションストリート、メルローズの一番端にあたり、その賑やかさはなく、落ち着いたエリアにお店を構えてる。白を基調とした店内は清潔感があってまさにJAMES PERSEらしい。T-shirtsはとにかくシンプルなものが多いが、肌触りのよいコットン生地に短めの袖など、素材やフォルムにこだわりを感じる。ブルース・ウェーバーの撮る写真の被写体になりそうな白人が来ていそうな、個人的にはそんなイメージを想像しているのである。もちろん自分とは程遠いのであるが、、、とにかくまたいいT-shirtsに出会って、夏が待ち遠しいのである。

JAMES PERSE
8914 Melrose Avenue Los Angeles CA 90069

Golden Bear Inn2009.06.04 Thursday



 ちょうど1年前にも同じような写真を撮っていた。

 サンフランシスコ郊外・バークレイのモーテル。自分のことをモーテルの名前にしたのではないかと思うほど強面の主人がいて、部屋に入ると最低限のものは全て揃っている程度、しばらく過ごすと300m先を走る線路から電車の汽笛が響き渡る。ココまで書くと二度と泊まるか!って流れになる訳だが、ここを「定宿」としている。
 強面だが、いつも変わらずそこに居てくれることで癒され、最低限揃っていれば十分で、汽笛はそのうち慣れる。そして通りを挟んだ向かいにはACME BREADとCafé Fannyがあり、朝食付きのホテルなんて必要なし。車で5分ほど山の方に進めば、地元の人々で賑わうPeet'S coffee1号店があり、夕方そこでWIFIをお借りしながら仕事をするにはちょうど良い。また一人ではなかなか行けないが、日が沈んだらCafé Fanny同様、アリス・ウォーターの経営するレストランChez Panisseで食事が出来る。こんな条件が揃っていたら「定宿」にしたい理由は十分である。

 そしてなんだかココに来るとこの角度からの写真が撮りたくなるのである。というより記念写真を撮ろうとしてもあまりにも普通すぎてココくらいしか撮るものがないといった方がよい。でも、そんな素朴な場所が一人旅には嬉しかったりするのかも知れない。

Golden Bear Inn
1620 San Pablo Ave. Berkeley, CA 94702

ARABIAの植木鉢2009.05.22 Friday



 友人が椅子を見に行くからと、それに便乗して北欧のビンテージを扱うお店に連れて行ったもらった。お店に入ると、北欧、特にフィンランドからのモノが多い。いつになっても、そして幾つでも欲しいアアルトのものが沢山あり、いろいろと物色してみるも、生憎好みのモノが見つからなかった。そんな中、白い植木鉢に目が留まった。ショーケースに入れられていたので、念のため店主に売り物ですか?と訊ねると、売り物だと言う。さらにそれはARABIAのモノだと言う。確かにその四角形フォルムはカイ・フランクがデザインしたティーマにどことなく似ている。手にとって見せてもらって、すぐに心が動いてしまった。鉢本体と水を受ける皿が離れ、それが重なったときに綺麗に真っ直ぐ見えるようにデザインされている。「GOOD DESIGN!」即決でいただくことにした。
 ARABIAが植木鉢を作っていたとは聞いたことがない。持ち帰ってカイ・フランクの作品集で調べても、それらしいモノは載っていない。でも、同時代に活動したスウェーデンの陶器メーカーGustavsbergもテーブルウェアー以外にトイレも作っていたと聞く。かけ離れたモノのようでもあるが、確かに素材は一緒だ。だとしたら、これもやっぱりカイ・フランクがデザインしたARABIAのモノなのかもしれない。勝手な想像だけが膨らんでいく。しかし、まぁ、そんな自分のモヤモヤとは関係なく植えてもらった植物はスクスク、もうすぐ花が咲きそうだ。

Juana Molina2009.05.07 Thursday



 お気に入りのインターネットラジオKCRWを何気無く流していたときだった。右から左へ抜けていくだけの音たちが急に自分の中で留まった。どこか民俗音楽的でもあるが、いろんな音をサンプリングした心地よいリズム、また英語ではないだろうと想像させる聞き覚えの無い言葉をフワフワと浮いたような声で歌う女性ボーカル。気になってその場で調べ、アーティスト名を書きとめた。そしてその数日後、聞いた曲の入ったアルバムを手に入れた。初めて聞いたときにはしっかりと自分の中で留まったその音たちだが、アルバムで聞いてみるとそのフワフワした感じが心地よいBGMに聞こえてくる。これはお店で流すにも都合が良さそうだ。早速お店に持っていった。 朝の掃除の最中、デスクに置いておいたそのアルバムを見つけたスタッフのひとりが「これ、フアナ・モリーナの新しいアルバムですね!買おうか迷っていたんです。」と言う。フアナ・・・何のことやら。自分はどこかの国の見知らぬ若手ミュージシャンの1枚だと勝手に思い込んでいたが、彼女は自分が発音できなかったJUANAをフアナと呼んでいる。さらに続けて「私、古いアルバムを何枚か持っています」と言う。 翌日来たもう一人のスタッフもフアナのことを知っていた。どうも知らなかったのは自分だけだったらしい。。。結局、一気に4枚のアルバムがお店に集まり、それからはヘビー・ローテーションである。

 まぁ、そんなことを通して3人の趣味・思考が近いのかと嬉しくなった訳であるが、これは自分だけの思い込みではないことを願っているのである。

www.juanamolina.com