Maroon Necklace2007.12.01 Saturday



 「Next Door!」 まだ学生の頃に初めて海外に行った時、行こうとしていたお店か何か、場所を尋ねた際にそう言われた。ネクスト・ドア?確かにそう聞こえた。隣のドアということはどういうことか?何の事だかさっぱり分からなかったが、何せ初めての海外旅行、そこからさらに質問する勇気はあるはずもなく、絞り出すように「Thank you.」とお礼を言ってその場を後にした。 それからいくらか過ぎた後、Next Door → 隣のドア → 隣の家(店)という意味だと分かった。そんなこと中学の先生は教えてくれなかった、なんて言ったって始まらないが、同時にそれこそ教えてほしいことだと思った。その表現方法が欧米文化のひとつのようにオシャレに感じたからだ。それ以来自分のつたない英語ボキャブラリーに加わり、連呼することになったことは言うまでもない。
 Kyokoさんから丸っこい水滴のような形の石を見せてもらったとき、そのコロッとした愛らしい石に一目惚れ、これでまずイヤリングを作りましょう!という話になった。後日出来上がったものは思ったとおりキュートな印象に仕上がり、定番的に扱うことになった。そしてその名前を付けようと、いろいろと考えた結果「Maroon(マロン)」とすることにした。それを長年ニューヨークに暮らすKyokoさんに伝えると、可愛らしく聞こえるようで良いネーミングだとお褒めの言葉をもらった。マロン、その形と言葉の響き、「o」が2つ並ぶ感じ、確かに石の持つキュートな印象に合っているように感じる。ちょっと欧米文化を理解したのか?英語が上達したのか?そんな気になった。
 名前だけでなく、イヤリングも胸を張ってお届けするお勧めの品。そして最近、同じ石を使ってネックレスを作ってもらった。こちらもやっぱり愛らしい仕上がりになったと思う。もちろんお勧め。

Single Stone Necklace Maroon

KESHI PEARL2007.11.20 Tuesday



 日本人、インド人、韓国人、タイ人、中国人、欧米諸国からの人々とジュエリーの展示会場はさながら異種格闘技戦のようなもので、そこかしこから響く聞きなれない言語に頭はもうろうとしてくる。いまでこそ多少は慣れたものの、通い始めた当初は独特の雰囲気の中、慣れない英語でのやり取り、さらに聞き取りづらいアジア人同士の英語での会話は困難極まりなく、いろいろな失敗・失態もあった。
 真珠は丸いモノ、それ以外は真珠じゃない。そんな小学生レベルの知識しか持ち合わせていなかった当初、凸凹した歪な形のパールに魅了された。ひとつひとつ自然が作り出す形、パール特有の虹のような照りがその有機的なフォルムに沿う光、それらはたまらなく美しかった。そこでインド人風の方にこれは何かと尋ねると、「KESHI」だと教えてくれた。それから「ケシ・パールはない?」と一つ覚えのように聞いて回ったのを思い出す。いくつか好みのものを見つけては、お店で販売させてもらっていた。そしてそれから1年くらいが過ぎてからだろか?「KESHI」について調べてみたら、それが「芥子」なのだと知った。「Keshi Pearl」、今まであえて英語風に発音していたKeshiが植物の芥子、日本語が語源になり、それが世界の共通言語になったようだ。以前の自分は外国人が「トウキョウ」と変なイントネーションになるようなあんな感じに「KESHI」だった訳だから、頬が赤くなる。。。異国から遙々やってきたと思っていたものは意外に近くにあったようで、急に親近感を覚えると同時に興味を倍増させることとなった。
 晩夏のロサンゼルスでインド人ディーラーを訪ねたとき、綺麗なケシパールを3つ、金の輪にぶら下げたインドらしいチャーミングなパーツを見せてくれ、一目惚れ。譲ってもらったモノを日本に戻ってネックレス、ブレスレット、イヤリングに加工した。ディーラー曰く、ケシパールは日本のものだとか。日本からインド、アメリカ、そして日本へと、長旅ご苦労さん、お帰りなさい。

Keshi Pearls Necklace
Keshi Pearls Bracelet
Keshi Pearls Earrings

Lapis Bracelet2007.11.04 Sunday



 マーガレット・ソロウの新しいシリーズ、ラピスとゴールドのビーズを組み合わせたブレスレットが入荷した。去年の2月、アリゾナ州・ツーソンで開催された世界でも最大級の宝飾の見本市に行ったとき、そこに来ていたマーガレットに会い、「今こんなの作っている」って見せてもらったものの中にその原型になるようなものがあったのを記憶している。そのときは気(目)に止まらなかった。けれど、先日ロサンゼルスで完成したものをバァと大量に並べて見せてもらったら、その様に圧巻、一目惚れ。。。自分の節穴ぐあいに傷心しつつも、審美眼とは何か真剣に考えさせられる。とりあえずは日々これ勉強。入荷したブレスレットはそれを真似て、お店にバァと並べて展示してみた。心の中で「よしっ」とつぶやく。
 不透明な小粒な青い石(ラピス)が並び、その中に手でくるっと丸めたような不揃いなカタチのゴールドビースがランダムに配列されている。アジアかアフリカか、どこか民族的な(プリミティブな)民芸品に紛れていたら、その地のモノと思うかもしれないが、やっぱりどこか洗練された何かがあるように思う。いろいろなものの中から好みのモノを選ぶのは難しい、でも楽しいことだと思う。

Lapis and Gold Beads Bracelet

Faceted Stones2007.10.28 Sunday



 前回ロサンゼルスに行った時、マーガレットの計らいでマーガレットの実家、ウェストハリウッドにあるお母さんが住む家に泊めてもらった。1950年代に引っ越してきたという家は、高い天井のリビングルームを中心に広々とした重厚な造りの建物。さらに部屋もベットも大きく、いつものホテルで過ごす日々に比べ、開放的で快適だったことは言うまでもない。マーガレットは家を離れ、別の場所で暮らしているのだけれども、僕がお母さんにところにいるからちょくちょく顔を出してくれ、彼女ともコミュニケーションを取れたことも楽しかった。そんな中、よく石の話をした。彼女の作るネックレスは天然石の美しさを活かしたデザインが特徴的、それゆえ彼女も石には人一倍深い想い入れを持っている。彼女の話に耳を傾けつつ、その真剣な眼差しを見ていると今まで見てきたものが違うもののように映るから不思議だ。
 そしてそこでお願いしてきていたものが先日入荷した。四角いカット面がキラリと輝く石を使ったネックレスが石の種類も一新して仲間入り。

Faceted Stone Necklace ¥13,650-

Vintage Collage Ring2007.10.18 Thursday



 食欲にばかり気が行ってしまう自分ではありますが、秋はお洒落の季節でもある訳で、女性たちの間で今年は「ブーティ」なるものが流行しているらしい。つい先日朝の情報番組を見て知った程度の自分にはまったく語る資格がございませんので、これより先の説明は控えるとして、、、それからというもの行き交う女性の足元が気になります。フム、確かにくるぶし丈の靴を履いている方が目につくようになりました。足が長く見えるからでしょうか、さっそうと自分を追い越していきそうです。
 トレンドについても語れるような自分ではないのですが、今のクラッシックなスタイルの流行は賛成です。古いものの中から、現代のスタイルに合うものを今の目線でチョイスする。そんな編集作業のようなことは楽しいものだと思います。 先日のアメリカで見つけたヴィンテージのカレッジリング、デコレーションは控えめだけれど、使い込まれた金の質感、雰囲気は存在感大。普遍的なモノであるけれども、特に今年の秋の装いにレイアウトしたくなる!?

Vintage Collage Ring

Tourmaline October2007.10.11 Thursday



 暑い暑いと連呼した夏も終わり、すっかり涼しくなってきた東京。気が付けばもう10月、しかも3分の1が過ぎてしまっているなんて。ありきたりですが、ホント時が経つのは早いものですね。
 先日友人夫妻に会ったら、奥さんのお腹はパンパンに張って、もう今月出産予定だって。話題は当然出産、子供のこと。彼女のお腹が尖がってみえるのは男の子がいるからなんだとか、女の子の場合には横に広がるように膨れるらしい。動くの?どうやって?などなど、彼らとの話は子供のいない僕にとって新鮮なものばかり、すっかり聞く側に回っていたら、「ところで10月の誕生石はなに?」と質問され、、、「確か、トルマリン。。。」と半信半疑で答えた。帰って調べてみたら、やっぱりトルマリンだ。 そうだった、10月、トルマリン。この前マーガレットに会った時に、トルマリンのネックレスをいくつか持ち帰ったのだった。トルマリンはピンク、グリーンを中心に、ブルー、イエロー、レッド、そしてそれらの色が混ざりあったモノなどその多彩な色が特徴的で、唯一無二な魅力がある天然石。だから行った時に好みのモノを選ばせてもらったのだった。10月だし、誕生石のトルマリンはちょうど揃っている。急いで写真を撮り、ホームページにアップしました。

Tourmaline Necklace ¥16,800-から


※元気な男の子が産まれますように。(祈)

Bead Rings2007.09.27 Thursday



 貧乏性なのか?せっかちなのか?買い付けに出るとスケジュールをパンパンに詰め込み、あそこに行って、ここに寄ってと慌ただしく時間が過ぎていく。
 はっ、と思い出した。SOURCEの誕生日(9/16)が過ぎていた。。。カリフォルニアワインで乾杯!なんて夢はホントの夢の中でも見れないほど爆睡だったのだ。
 
 ロサンゼルス&サンフランシスコに行っている間にロスの友人宅に送っておいてもらったカーラからの荷物を受け取る。すっかりSOURCEの定番役になった感のあるリングたち。
 何だったか思い出せないけれど、何かで読んだ定番の定義。
  「定番は1日にして成らず!」
 アイディアを思いついてから、煮詰め、作る。そしてその製品にさらに手を加える続けること。定番品はその時代に合わせて、マイナーチェンジを繰り返すから生き残れるのだと。はぁ、なるほど!
 そういえば、このリングも扱い始めてからマイナーチェンジを繰り返している。そして今回も。これからはTopazがブルーの細かくカットの入ったタイプに変わり、より綺麗なものに。金額が上がってはしまうのは残念だけれども、より素晴らしいものになっていると思う。

 3年目のSOURCE。皆さんの定番として進化を続けて行きたいと思う。

Bead Rings
写真・左から
Gray Pearl, White Pearl, Rough Cut Diamond, Turquoise, Emerald, Ruby, Sapphire, Topaz

Tiny Necklace2007.08.26 Sunday



 8月にニューヨークへ行こうと計画を立てたが、すでに遅かった。飛行機の席が取れない。。。いつも行くのは寒いニューヨークばかり、今回は夏のニューヨークと、期待を膨らませていたものの、それでは仕方がない。まあ寒さの中、アツアツのコーヒー啜りながら歩くのも醍醐味かと、自分勝手な理由を探してみる。
 前回、1月にニューヨークに行った時、セティと食事をしようと彼女の勧める韓国料理屋さんで待ち合わせをした。ちょっと早めに着いたが、彼女の名前を出したら、どうやら予約をしてくれていたようで、カウンターで待たせてもらうことに。予定の時間の頃、彼女がやってきた。久しぶりの再会だったので、カウンターで話し込みそうになったが、とりあえずテーブルに案内してもらうことにする。案内されたテーブルは4人席だった。彼女のボーイフレンドも後から来るのだと言う。お互いの近況報告を話しているうちにその彼が現れた。話には聞きいていたが、会うのは初めて。小柄ながら、ニューヨークらしい、Jack Spadeをさりげなく持っていそうなオシャレな彼で好印象。挨拶をすると、プレゼントだと小さな箱をくれた。その白い箱を開けると、頬が緩んだ。
 ニューヨークではデリやパン屋さん、キヨスクなど、いたる所でアツアツのコーヒーが買える。そしてその多くのお店が、白地に中華風な青いプリント、金文字で「WE ARE HAPPY TO SERVE YOU.」と書かれた紙のカップ(プラスチックかも?)を使っている。始めは面白いと気に留めるものの、あまりにもどこでも使われているので、自然と何とも思わなくなってしまうほど。その白い箱に入っていたものは、そのコーヒーカップをパロッたコインケースだった。アメリカ人らしい、ウィットに富んだ、少々おバカな(褒め言葉です)ケースに、頬が緩んだのだ。そして驚くことに、それを作っているのが彼だと言う。
 セティの作るモノ、彼の作っているモノを知って、彼らのことを深くは知らないものの、きっとお似合いなんだろうとこっちでも頬が緩んだ。その晩は遅くまで、話は尽きなかった。また冬のニューヨークで会うのが楽しみだ。

8月のニューヨークで受け取ろうと思っていたセティのネックレスが届いた。

Tiny Necklace

※彼の作るコインケースはMOMAのミュージアムショップでも販売しているようです。
ニューヨーク土産にどうそ。
Lucky Beggar Purse

Peridot for August2007.08.20 Monday



 イチローの巧みなバッティングに軽やかかな走塁は涼しげでうっとりするものの、熱闘甲子園、球児の泥にまみれた必死なスライディングは心を熱くする。夏の終りを告げているようで寂しくもあるが、それはそれで楽しみたい。
 8月の中盤に滑り込み。セーフ!? 
 なんとか間に合ったKyokoさんの入荷、8月の誕生石・ぺリドット(Peridot)も入ったのので、急いで紹介を。8月誕生日の方に駆け込み寺。

Kyoko Honda
Single Stone Necklace
Double Stones Hoop Earrings
Single Stone Hoop Earrings

Stone Bracelets2007.08.11 Saturday



 レナから「もうすぐバケーションに行くけど、Shinjiは?」なんてメールが届いた。お盆も通常営業をしているSOURCEに休みはない。まあ、改めてどこかで取りたいとは思っているが、、、とりあえず「インドで会おう!」と返事をする。
 さらにメールは9月の中旬までニューヨークに戻らないと締めくくられている。両親のいるデンマークに戻るのだろうか。まさか酷暑のインドには行かないだろう。それにしても1ヶ月以上のバケーションなんて羨ましいすぎやしないか。
 9月まで戻らないとなっては、こちらが困る。ちょうどブレスレットが少なくなっていたので、ニューヨークを出る前に、いくつか見繕って送ってもらうと注文した。薄い青色が綺麗で、連になった中に紫や白っぽい石が混ざっていたりするのが好みなフローライトのブレスレットを注文したら、フローライトは手持ちがなかったようで、その代りにアクアマリンがあるけどどうだろうかと聞かれた。アクアマリンも透明感のある水色が美しい好みな石。どんな形の石を使っているのか、実物を見せてもらったことがなかったけれども、迷わずそれを送ってもらうことにした。
 後日、届いた荷物を開けると、アクアマリンもなかなか良い。細かくカットされた小粒の石は、照りがあってキラキラ輝く。この頃の暑い日々を涼しく感じられるブレスレットのような気がする。
 レナのアイテムは同じものを頼んでも、毎回ちょっとずつ違う。それがインドの良いところと思い、こちらも荷物を開けるのが楽しみだ。今回もその他、涼しげな天然石のブレスレットいろいろが入荷した。

Lena Skadegard Bracelet
※アクアマリンは写真右から2つ目。