PAPIER LABO.2007.06.08 Friday



 社会人として初対面の方と名刺交換をするのはよくあること。しかしそんなとき挨拶そっちのけで早速いただいた名刺を親指と人差し指で擦ってみたり、縦から横からマジマジと観察してしまう自分は自称紙フェチ。社会人としてはあるまじき行為とはいえ、名刺はその人をよく映しているモノ。だからそれもある種の挨拶だと、勝手な言い訳をしてみたりする。

 実は僕の周りには意外と紙フェチ仲間たちが多い。(これも勝手な思い込み?囲い込み?)そしてその仲間たちが最近お店を始めた。千駄ヶ谷のPAPIER LABO.(パピエ・ラボ)は紙にまつわるモノを扱うお店。オリジナルのポストカードや便せん、ノートなど、自分に使うにも、人に贈るにも、今までありそうでなかった気の利いたアイテムが揃っていてあれもこれもと財布の紐が緩む。そしてそこではオリジナルの名刺も活版印刷で作ってくれる。紙にしみ込んだインク、圧を掛けて凹んだ文字、今は廃れつつある印刷方法とは言え、活版にしか出せないモノが光る。それは頬ずりしたくなるような質感だ。

 ちょうどSOURCEのショップカードも少なくなってきたので、活版印刷でショップカードを作ってみようかと検討中。

PAPIER LABO.
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5 #104

Picture2007.05.24 Thursday



 先日、福岡に行ってきました。空港からその足で、以前からずーと行きたいと思っていたお店、Picture(ピクチャー)に向かう。車の往来の激しい通りに面したその建物、しかしそこに一歩足を踏み入れるとまるで別世界のように落ち着いた佇まいを感じます。知人の働くお店ということもありましたが、挨拶もそこそこで店内が気になって仕方がありません。とりあえずお店を見させてもうことに。隅々まで綺麗に掃除された店内、等間隔に並べらた洋服たち、dosaやmattaなど僕が女性だったら絶対欲しいと思う抜群のセレクト、そして手に取るアイテムに対して声を掛けてくれる友人の言葉には深い知識を感じます。

 それは僕にとって、昔Everly(エバリー)で感じたのと同じ感動でした。

 名古屋にEverlyという洋服屋さんがあります。高校の頃、お年玉を握りしめて初売りに出かけたのはいい思い出です。(笑) それはいささか大袈裟ですが、当時、よく通ったインポートを中心にしたセレクトショップで、お店の方からはいろいろなことを教わりました。そのモノの素材のこと、歴史のこと、それが生まれたバックグランドの話、そんな話を聞けば聞くほど洋服に、そして何よりEverlyに夢中になっていくのを感じていました。今思うと、自分の価値観の一端を築いてもらったお店と言っても大袈裟ではないと思います。

  ふたつとも東京から通うには遠すぎますが、時々は訪れたい素敵な場所です。

Picture
〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名1-1-11

Everly
〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-18-9

活版再生展2007.05.05 Saturday



 朝いつもよりすこし早起きし、友人が企画した展示会「活版再生展」に向かう。天気も良いし、家からはそんな遠くない距離だから、自転車で向かうことにする。するとその道すがら公園の脇に立てられた世田谷区の掲示板にそのポスターを見つける。あまりにストレートでシンプルなものだからこそやけに目立つ。そして期待が膨らむ。
 オープン直後に会場に到着するも、すでにたくさんの人で賑わっている。会場には古い活版印刷機やその道具や歴史的な文献やらが置かれ、その貴重な資料を目の当たりに興奮する。 活版印刷とは古い印刷方法で、活字と呼ばれる反転した金属製の文字を組み、そして金属を彫って作れらた版とを組み合わせ、それらに版画のようにインクを乗せて印刷する方法です。 印刷機の隣で実際の印刷工程の映像を見ているとその大変さを再認識させられる。
 コンピューターで打ち込んだデータをボタン一つで印刷できる時代になってすたれつつある文化だけれども、そんな多くの工程を経てやっとできあがるものだからこそ、その仕上がりは確かに違う。自分たちが便利な時代に生きていることを実感するとともに、忘れていけない大切なことを思い出させてくれる素晴らしい展示だと思う。再生展、その名の通り活版印刷がゆっくりとでも良いから、着実に再生されることを楽しみにしていきたい。

活版再生展 www.setagaya-ac.or.jp/ldc
友人が作っているカード<SAB LETTERPRESS> www.sabletterpress.com

益子2007.04.16 Monday



 アダム・シルバーマンの個展が益子(栃木県)で始まった。益子は陶芸家・浜田庄司の活動した土地で、彼の蒐集したモノが見られる参考館がある。益子焼で知られる関東随一の陶芸の町。ずっと行きたかった場所だったが、今まで重い腰が動かなかった。この機会を逃す訳にはいかない。今回やっと念願かなった。友人たちと「大人の遠足」と題し、土曜の早朝、眠たい目を擦りつつも、心躍らせ東京を離れる。

 益子には昼前に到着し、お昼を済ませ、会場に向かう。会場ではアダムが迎えてくれた。久しぶりの再会、変わらないボンバーヘッドに頬が緩む。会場となったスターネットは太い木の柱と白い壁のスッキリとした空間。そこに青やピンク、色鮮やかな作品が映える。そして新作だろう濃いパープルの釉薬、黒っぽい荒々しい釉薬のモノ、さらに昨年益子に来た時に作ったという、艶のある益子焼、けれどもアダム独特のフォルムをしたモノなど、見ごたえ十二分。記念にピンクのボールを購入。

 その後、参考館へ向う。ちょうどテキスタイルの展示をしていた。展示、世界中から集められたコレクション、家の様子、そして窯(登り窯)などを見ながら思う。ヨーロッパへ、アメリカへ浜田が広めた陶芸の世界、そしてそれらに影響を受けたアダムがこうして益子で展示会を。それは感慨深い。これからの彼の活動も目が離せない。再会したときに握手したその手は、以前より職人ぽく肉厚だったような気がする。

Adam Silverman at Starnet Zone www.starnet-bkds.com
益子参考館 www.mashiko-sankokan.net

SOURCE JOURNAL VOL.22007.03.27 Tuesday



 もう忘れ去られた存在だったでしょう。個人的には伝説の(いささか大げさですね)フリーペーパー「SOURCE JOURNAL」、1年掛かりましたが、やっと2号目ができました。

 1年も経ってしまったので、恵比寿も変わりました。お店も、人の流れさえも変わったような気がします。駅の南側、その名のとおり、住所で言うことろの恵比寿南。このエリアは独特の個性を備えたお店が急激に増えました。そして駅の東南、SOURCEのあるエリアも徐々にお店が増えてきているような気がします。ご近所のToshi Yoroizuka氏も今週末OPENの東京ミッドタウンに出店するようです。確かにあの行列はすごいですから。久しく行けていません…
 とまあ、そんなことで、またMAPを作ってもらい、小さなフリーペーパーです。
 寒さよりも、暖かさを感じられ日が多くなってきたこの頃の東京。東京ミッドタウンも行きたいでしょう。中目黒の川沿いの桜もこの季節、欠かせません。4月末には新丸ビルですって。でもでもマップ片手に、恵比寿散策でもしてみてください。ここも素敵な街です。

 フリーペーパーはSOURCEで、恵比寿界隈のお店で、そして知人のお店などに置いてもらおうと思っています。探し見てください。そして遠方の方のためにはこちらでプリントアウトできるしてみました。

JACK CARES2007.03.08 Thursday



 先日久しぶりに再会した友人Aが面白モノを教えてくれた。ここでご紹介を。

「ジャックは痩せすぎのモデルさんたちが心配です。」

 2007年冬のニューヨーク、ジャック・スペードの看板男・モデカイがニューヨークコレクション会場前でハンバーガーやらホットドック(すべてクッキー)を配っていたみたい。

 コレは欲しい!

 こちらをどうぞ → JACK CARE

 ※写真はジャック・スペード・プレス、2000年のフリーペーパー、ボクの宝物のひとつ。

SOURCE JOURNAL vol.22007.02.26 Monday



 滑らかな曲線が美しいチャ−ルズ&レイ・イームズがデザインした椅子たち。50年以上前に作られものなのに、モダンでクールなフォルムに魅了され、彼らのことがもっと知りたくなった。彼らの交流関係を知れば知るほど、同時代に活躍したプロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー、フォトグラファーたちの洗練されたシャープで美しいモノに出会うことが出来た。当時のボクには「かっこいい」と感じられるものたちだった。
 一方で初めて目にしたイームズ夫妻が暮らした家にはアフリカのお面やメキシコの土人形が置かれ、ペルシャ絨毯のような敷物が使われるといった、違和感さえ感じされる不一致な様子だった。しかしそれは見れば見るほど引き込まれていく。まずはその違和感が楽しくなる。そして次にはそれが違和感でなく、むしろお互いを引き立ている存在のように見えてくる。 よく見たら、彼らがデザインした木のカタマリのようなスツール、ウォルナットスツールはアフリカ的なフォルムだし、ソファに張れれた生地はどこか南米的な趣きな色彩感覚だ。今までモダンでクールだと思っていた彼のデザインのルーツが真逆とも言える民芸やクラフトの世界にあるとは。
 それからと言うもの、ボクは次第にクラフトに魅了されるようになり、民芸品を探してみたり、それらをルーツにモノ作りをするデザイナーに惹かれるようになった。そんな時に出会ったのが「dosa」だ。世界各地のクラフトを研究し、それを現代的にアレンジするクリスティーナ・キム。彼女のスタイルは現代版イームズのように感じられた。 彼女も、そしてイームズもお互いジャンルは違えど、インドの手仕事の美しさに惹かれている。ボクもジュエリーとジャンルは違うけれども惹かれない訳がない。

 2月にニューヨークからアリゾナのツーソン(TUCSON)に脚を伸ばし、世界的に最大規模なジュエリーの展示会に行ってきました。アメリカはもちろん、ヨーロッパ、アジアから集まってきたありとあらゆるものが一堂に見られます。そんな中ボクはインド人とつたない同士の英語で会話を交わしながら、新しいものを持ち帰ってきました。昨年の11月にインドに行って、今回のツーソンでとインドのものが集まってきましたので、まとめてみました。

 SOURCE JOURNAL vol.2

 イームズから始まったボクの興味は進化を続けています。
 まだまだ奥が深そうです。どうなっていくのでしょうか?楽しみです。

SOHO2007.02.08 Thursday



 すれ違う車はボコボコと嫌な音をたて、歩く自分も足を取られそうになる石畳。決して環境が良い訳ではないけれど、心は踊り、足は先を急ぐ、そんなエキサイティング街、ソーホー(SOHO)。
 
 先週お休みをさせていた間にニューヨークとアリゾナに買い付けに行っておりました。持ち帰ったものを徐々にお店に並べ、久しぶりに再会したデザイナー・作家たちから受け取ってきたものもホームページにアップし始めました。

臨時定休2007.01.26 Friday

臨時定休のお知らせ

買い付けのため、以下の通りお休み、営業時間の変更をさせていただきます。

1/27(土) OPEN 14:00-20:00
1/28(日) OPEN 12:00-20:00(通常営業)
1/29(月)-2/2(金) CLOSE
2/3(土) OPEN 14:00-20:00


以降は通常通り



SOURCE JOURNAL vol.12007.01.25 Thursday



 去年の2月、「SOURCE JOURNAL」という小さなフリーペーパーを作りました。
 インターネットがどんなに進化しようが、やっぱり印刷された紙の匂いが好きだし、安い紙に印刷されたカスレ具合やその存在感がたまらない。そう思ってはじめたものの、結局1年が過ぎようとした今でも2号目は遠い先にも見えません。それは自分の重い腰のせいだと思いますが、ホントは重いと思い込んでいるだけなのかもしれません。
 これなら出来ると思い(思い込み、これ大切!)、今月からホームページでSOURCE JOURNALを復活させました。毎月1回のペースでSOURCEにまつわること、またには関係ないことも交えて、綴って行きたいと思っています。
 紙の良さが!と思ってはじめたことでしたので、いつか紙でもやりたいと思っていますが、より多くの方に、気軽に楽しんでもらえる形としてこちらも宜しくお願いします。

 創刊号は石のお話を。

 SOURCE JOURNAL