Airport2008.02.08 Friday



 8:45 Tucson International Airport発。ってことは何時に空港についていなくてはいけないのか?ホテルから空港まではどれくらいかかり、またどう行ったらいいのか?チェックイン、その後の手荷物検査にはどれくらいの列ができているのだろうか?何年前にニューヨークからのフライトで余裕を持って出かけたつもりが、乗り遅れてしまった経験がトラウマになっているのか、フライト前のスケジュール作りが毎回悩みの種なのである。
 出発の前日、ホテルのカウンターで自分のフライトを伝え、どうしたら良いか聞いてみる。ツーソンは名前こそインターナショナルと付いている空港だが、決して大きな空港ではない。他のインターナショナルな空港では、3時間前に空港に行って、長ーい列に並び、それでも1杯のコーヒーを楽しむ時間がないことも少なくない。まあ、それ程ではないだろうと想像していたが、カウンターのメキシカン風の女性は7:30にホテルの車で空港まで送ってあげると言う。それはありがたい。でも大丈夫だろうか?空港からそれ程遠くないホテルだったので、空港までは15分もあれば行けるだろう。でもチャックインの時間は1時間しかない。心配性な自分はさらに心配が膨らむ。翌朝、時間通りにカウンターに向かい、ホテルのバンで空港まで送ってもらう。ドライバーが「どこから来たのか?」、「ツーソンはどうだったか?」などと話しかけてくれるのだが、自分には上の空、ちゃんと飛行機に乗れるのが気がかりなのである。10分程で空港に到着、ドライバーにお礼をして、早速チェックインカウンターに行くと、2,3人が並んでいるだけである。やっとここに来て安心する。自分にとってはこれからの長いフライト以上に、そんなことが心配なのである。もう少し旅慣れしたいものである。

 10日間ほどの買い付けから戻り、週末から新しいモノがお店に並べられそうです。またこちらでも徐々にご紹介していきます。

BAR2008.02.06 Wednesday



 早朝、ニューヨークからデンバー(コロラド)へ空路にて移動。天候が悪かったせいもあり、到着が遅れた。このままでは次の乗り継ぎに間に合わないと思って、半ば諦めかけつつカウンターで出発掲示板を確認すると、次のツーソン行きの出発も遅れており、不幸中の幸いなのか、雪の中1時間半遅れで無事デンバーを出発。結局ツーソン(アリゾナ)に着いたのは予定より2時間遅れ、もう夕方だった。シャトルバスでホテルまで送ってもらい、チェックインの頃には辺りは暗くなりかけていた。これからどこかに出かける気にはならないので、今晩は大人しくホテルで過ごそうと決めた。1日中、飛行機で座っていただけだが、腹は減っていた。食事に出かけようと思うが、シャトルで送ってもらう途中、近くにはハイウェイを挟んでファミリーレストランとファーストフードがあるだけだった。選択の余地はなさそうだ。今夜はそこでさっと済ませようと思いホテルを出ると、ホテルの別棟がような場所が薄暗いバーのようになっているようだった。入口に回ると「Happy Hour」の看板が目立つように掲げられていた。いかにもアメリカンな井出達のバーにちょっと腰が引けたが、勇気を出して(?)扉を押した。薄暗い店内には4,5人の土木作業員風の男達が談笑してた。そこに自分を見つけたカントリーソングでも歌いだしそうなウェイトレスさんが素敵な笑顔で声をかけてくれ、席に案内してくれた。席に着く前にビールをお願いし、その後メニューの中からポークステーキを注文した。辺りを見まわすと、暗い店内の明かりのほとんどはビールメーカーのネオンサイン、広い店内には2台のビリヤード台が、大型のテレビにはNBAのゲームが映し出され、角に置かれたジュークボックスからはトム・ぺティが流れ、カウンターに陣取っている男たちの話題は昨日行われていたスーパーボール(アメリカンフットボール)のようだった。程無くして注文したボリューム満点のポークステーキとオニオンリングが運ばれてきた。これを毎日食べていたら、カウンターにいる筋骨隆々とした男たちのようになれるのだろうか。分厚い肉をビールで流し込みように食べながら、なんだか映画の世界に飛び込んだ、そんな錯覚を覚えるほどアメリカンな雰囲気を感じられた。さあ、これを食べ、明日からの仕入れの活力にしよう。

 ニューヨークでの出来事は追って書くとして、アリゾナ州・ツーソンにやってきている。

SUBWAY2008.02.03 Sunday



 1年ぶりにニューヨークに来ている。ニューヨークの足と言えば、まずはSUBWAY(地下鉄)。縦横、そしてちょっと斜めに、マンハッタンの街を碁盤の目のようにはしるストリートの主要な交差点ごとに地下鉄の駅があり、それらを繋ぐように、1,2,3,4,,,A,B,C,D,,,数字とアルファベット、そしてそれぞれに色付けされた地下鉄の線がある。Lに乗って、8thアベニューで3に乗り換えてアッパー(北)に、、、そんな感じだ。自分のような外国人旅行者にとっては分かりやすく親切である。大昔から始まったヨーロッパ諸国からの移民、そしてメキシコ系、アジア系、アフリカ系と人種のるつぼになっているニューヨークにとってはシンプルに、誰にでもわかる数字や色をうまく使いこなすことは自然なことだろうと想像できる。でもそんな必然なことなのに、自分にとってはカメラを向けたくなる存在になる。それが旅の醍醐味のひとつだろう。そう思いながら、地図を片手に例年より暖かいニューヨークをキョロキョロしながら歩き回っている。

P.S. お店はいつも通り営業中です。

年末年始について2007.12.29 Saturday

・・・年末年始の営業について・・・
12/29から1/4まではお休みさせていただきます。
オンラインショップでのご注文はお休み期間中も受け付けております。
ただし発送は1/5以降となりますので、ご了承ください。


Bill Evans2007.12.28 Friday



 今年の前半、Bill EvansのCDを立て続けに何枚も手に入れた。静かに続くピアノの旋律が個人的に落ち着くことと、お店のBGMにもちょうど心地よかったからである。そして何枚目かに手に入れたアルバム「From Left to Right」がお気に入りになっている。特に9曲目が好みの1曲である。と言っても、この手のしっとりしたピアノジャズを聴くようになったのはビル・エバンスがほとんど初めて、語るにはおこがましいかと思うが。。。まあ、先を続けよう。 話は変わって、何年か前にイームズ展が上野で開催された。彼のデザインしたプロダクトが一堂に会して見られると同時に、多彩な才能の持ち主であった彼のデザイン以外の一面にも触れることができる展示内容だった。中でも映像作品は今まで見られる機会が少なく、とても興味深いものばかりだった。映像も素晴らしが、そこで使われている音楽がクラシックなような、ジャズなような、音楽に詳しくない自分にはそのジャンルも分からないものの、引きこまれる感じがあった。 「From Left to Right」の9曲を聴いた時、そのイームズの映像のことを思い出した。ピアノを中心に管楽器などが加わり、どこか映画音楽のような、ストーリ仕立ての音楽のように聞こえる。まさにその感じが、イームズのそれと似てるのだろうか?CDジャケットの裏を見て、タイトルを確認してみると、9曲目には「Childred’s Play Song」とある。イームズの映像作品にも、子供を楽しませるような内容のものが多いし、実際に子供のためのプロダクトも多く残している。
 ビル・エバンスとイームズ、交わらないと思っていた自分の好きな二人が交わったような、そんな気がして嬉しい。自分としては今年の大きな発見となった。また来年も新しい出会いに恵まれると良いなぁと思う。

Merry Christmas.2007.12.21 Friday



 お店の入り口でクリスマス気分を盛り上げてくれていたリースも飾り始めて1ヶ月が過ぎようとしている。師走、字のごとく駆け足で過ぎていく12月。あっと言う間にもう何日かでクリスマスか。

 WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS !

dosa in tokyo2007.11.16 Friday



 ロサンゼルスのダウンタウンエリアは山側、海側、四方八方から何本ものハイウェイが入り込んでいて、何度行っても慣れない。幾分前傾姿勢の運転にハンドルを握る手も汗ばむ。なんとか目的の出口を見つけ逃げるようにハイウェイを降り、背の高いビル群の隙間を縫うように目的地に向かう。ブロードウェイ通りはこのエリアの中でも幅が広く目抜き通りのような存在だろう。通りの両側にはお土産屋さんが立ち並び、観光地のような様子だ。その繁華街を抜けた先、古いビルの最上階にdosaはある。訪れた当日はdosaとバークレイのレストラン、シェイ・パニーズによるイベントを開催していたため、僕のdosa好きを知っている友人が気を利かせて誘ってくれたのだった。約束の時間に遅れてしまっていたので、彼らとは現地集合にしていた。ビルのエントランスに着くとプロレスラー顔負けの警備員がいて、ドキッとするも「dosa?」と言われ、うなずき、すんなり中へ通してもらった。きっと優しい人なのだろうが、体格の良いアメリカ人にも慣れないものだ。いざエスカレーターで最上階へ。
 ビルのワンフロアー全体がdosaのショールームになっていて、すでに多くのお客さんたちで賑わっていた。広いスペースに点々と置かれたハンガーラックに洋服が掛けられ、インドで作っているであろうショールがアンティークの棚に置かれ、アフリカのかごやデコレーションされた花がテーブルにディスプレイされていた。そして奥には膝の高さほどの長いテーブルに陶器、ガラス、石、紙、木、布、本などが整然と並べられていた。それはデザイナーのクリスティーナの頭の中を垣間見る、そんな気分にさせてくれるインスタレーション。そして一番奥にキッチンがあり、そのカウンターでシェイ・パニーズが作った料理が味わえるという素敵なコラボレーション。シェイ・パニーズの料理に舌鼓を打ちつつ、dosaの世界に触れる。その場を離れたくないと思わせる心地よい演出を堪能しつつ、男子の僕には買える洋服がないのだけが残念でならない。その場にはクリスティーナもいて、dosaのシャツとスカートに合わせたrepettoのシルバーのバレーシューズが印象的だった。

以下、dosa in Los Angeles 2007.9.16











 日本に戻って2カ月程が過ぎ、先日青山のdisplayで開催中のdosaのイベントにも行ってきた。こうして日本でも彼女のインスタレーションが見られるのは嬉しい。
 なんだかdosaの追っかけのような状態になっている自分に照れくさくもあるものの、やっぱり好きなものは好き。これからも胸を張って追っかけたいと思っている。

Dream room by dosa
at display
東京都港区南青山5-3-8

YEN2007.10.23 Tuesday



 ファッションやインテリアに関して舶来モノ好きである自分にとって「日本製」と書かれたものには敏感に拒否反応を示していた若かりし時代があった。未だに舶来モノ好きは変わらないものの、年を重ね、30に近づいた頃からだろうか、ようやくそんな意固地な自分の殻を破ることができるようになってきた気がする。ただ、まだまだ初心者の域を脱しない訳だし、出来れば古今東西をうまくミックスして楽しみたいと思っている。
 先日コレックス・リビングで開催中のYEN WAREの展示会に行ってきた。何年か前からYEN WAREのお茶碗を愛用させてもらっている。伊賀焼のようなざらついた陶器に厚めの釉薬が乗り、外側は途中まででその釉薬が止められ、持った時にそのザラザラ感とベージュの厚い釉薬の質感が特徴的で、また見た目にもシンプルで気に入っている。今回の展示でもその特徴を生かしたアイテムが多く、早速物欲が沸々と湧きあがり目移りしてしまう。その中でもブルーの釉薬のものが目に留まった。ブルーのものが幾つかあるようだけれども、そのどれもが微妙に薄かったり、濃かったり、紫だったり、模様のような変化があったりと同じように見えなかった。ちょうど作られているNさんがいらしたので気になって聞いてみると、同じ釉薬を使っているけれども、同じ仕上がりにならないということだった。自然にそうなってしまう、その手のことには興味津々の自分。「そうなんですか、、、」と聞いているそばから、どれにしようか、ますます気持ちが高ぶってしまった。そしていくつかある中から薄いブルーの深皿をいただいた。
 家に帰って眺めてみると、どこか自分好みな北欧の陶器にある釉薬のように見えてくる。日本からヨーロッパに伝わったと聞く陶器の歴史、そして自分としては北欧陶器が好きになり、日本の陶器にも関心を広めて、いやはや遠回りをしたものだ。さて、今年の鍋にはこの深皿とアラビア(フィンランド製)の器と一緒に食卓を囲むのだ楽しみだ。

YEN WARE 深皿 ¥2,310-
yen ware exhibition 07
2007.10.18 (thu) - 10.28 (sun)
at collexLIVING

Motel 6 in Lost Hills2007.10.08 Monday



 目が覚めたのは6時半。6時に起きるつもりが、、、前日遅くまでドライブし、目覚ましもセットせずそのまま倒れこんでしまったせいだ。自分の常宿と勝手に決め込んでいるのがここLost HillsのMotel 6。ロサンゼルスから約230キロ、夕方ロサンゼルスを出発し、夜が更ける前には到着できるロケーションにあって、いつ行っても予約なしで泊まれ、部屋の入り口前に車を止められるから荷物の出し入れも楽ちん。さらに部屋も広くて清潔と、とっても心地よい宿。しかしあいにく前日の道中大きな渋滞に出くわし(事故だったに違いない)1時間ほど立ち往生、常宿に着いたのはかなり遅い時間になってしまった。だから寝坊してしまったのだ、というのがひとつの言い訳。そしてあまりに静かな周りの環境もそうさせたのだ、というのがもうひとつの言い訳。夜に到着すると暗くて分からないものの、朝目覚めると何もないLost Hillsに驚く。ガソリンスタンド、モーテル、そしてファーストフード店が何件かあるだけで、あとは見渡す限り地平線が広がる。ロサンゼルスを出る前に、知人たちに今日はどこに泊まるんだと聞かれ、「Lost Hills」と答えると、みんな口をそろえて「Nothing!」と言う。確かに何もないのだけれど、僕たち日本人にとってはそれがかえって新鮮だったりする。サマータイムの6時半、ちょうど美しい日の出の時間だった。綺麗な朝焼けは寝坊のおかげ?と勘違いしてみたりする。さあ、残り400キロ、一路サンフランシスコへ。

Rose Bowl Flea Market2007.10.05 Friday



 ロサンゼルス2日目は早朝4時半起き。いつもならば絶対に起きれないはずが時差ボケのおかげか?単純に興奮しているからか?意外に寝起きの良いこと。急いでチェックアウトを済まし、一路パサディナへ。 20分くらいのドライブで目的地のローズボールに到着。ロサンゼルスの第二日曜日といえば、ローズボール・フリーマーケット。ローズボールとはアメリカンフットボールのスタジアムでその駐車場が1日巨大なフリーマーケット(Flea Market-蚤の市)になるという訳。まだ暗い5時半前に到着するもすでに結構な人、人、急ぎ足でゲートに向かい、まだトラックから積み下ろしをしている人の荷台に何かないかと群がる。それがローズボール5時代の楽しみ(?)。いきなりグラスホッパー・チェアーを発見した!と思ったら、おじさんに「もう売れた」とあっさり。まだ5時半だけど何時に売れたの?!恐るべし。この時間帯は家具屋時代に戻ったように自分も若返って、自然と歩くスピードも速まる。 今回は特にヴィンテージのジュエリーを探そうと思っていたので、陽が昇った頃からは(それでもまだ6時頃だけど)それらしいケースがある場所を見つけては、駆けつけて、じぃーと覗き込んで、また次へといった具合に。そんな中ひとつ、またひとつと掘り出し物を見つける。そしてその度ごとに真剣勝負の交渉。おかげで今の時代にはない、面白いモノが見つかったのではないかと。その他、お店のディスプレイに使えそうな古い鏡やら、道具やらと、なかなかの収穫。


Rose Bowl Flea Marketの収穫
Vintage Rings ¥2,625-から¥16,800-

 広い会場を何度も往復し、昼過ぎ頃には見つくした満足感と、同時に足もパンパンに満たされる。そろそろ切り上げてまたロサンゼルス市内に戻る。ちょっと街中の物色して、夕方のラッシュが始まる前にサンフランシスコに向けて出発。今日は行けるところまでドライブすることに。そのドライブの最中、どうも首がヒリヒリする。日焼けをしたらしい。それは旅の間中、ヒリヒリし続け、帰国して涼しくなった今では、夏休み明けの小学生のようにくっきり線が付いている。まあ、勲章と思おうか。