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Antique Charms2008.04.21 Monday



 海外へ買い付けに行っては打ち合わせ前の時間を使いフリーマーケットへ。お店のディスプレイになりそうな道具や、何に使ったものか?得体の知れないモノでも「これ使える!」なんてモノを物色する。どんなにタイトなスケジュールだろうが、これは楽しくて止められない。ライフワークのようなものだと理解している。
 古いモノと新しいモノ、そして国境を超え文化もミックスしてみる。これ、お店をしている自分としては楽しみのひとつである。

 インドのアンティークディーラから譲ってもらったアンティークのチャームたち、たぶんインドの古いモノだと思う。ゴールドの色が抜けたもの、凸凹になってしまったもの。みんなそれぞれ独特の個性を感じる。お持ちのネックレスにぶら下げたてみたり、もちろん他にアレンジできるんだったら、なお楽しそうである。
 楽しい物事は共有したい。

Antique Charms ¥9,450-から

Wood Rings2008.04.17 Thursday



 MOMAと言えばニューヨーク近代美術館。しかしサンフランシスコにもMOMAがあり、SFMOMAとして知られている。買い付けの旅で毎度必ず寄る場所であり、もう何度も訪れている。ただしニュージアム内部に入った記憶はない。いつも目当てはミュージアムショップなのである。そこでは今まで何度も面白いモノに出会っていて、実際にそこで知ったのをきっかけにお店で取り扱うことになったモノも少なくない。けれども、知っただけで、未だにデザイナーやメーカーに出会えていないものもそれ以上に多い。
 確か5,6年ほど前に出会った木のリングたち。シンプルなフォルムながら、木という素材、そしてその存在感のある姿に一目惚れだった。ベルギーで作っているモノだと、親切なお店の方に教えてもらったけれども、その後は何の情報にもたどりつけないまま時間だけが過ぎていた。それが先日、日本国内の大きな展示会に行った時、ヨーロッパからいろいろなものを輸入しているメーカーのブースの片隅に見覚えのあるリングを発見。きっと2度見をして、目を点にしていただろう。そんな自分が想像できる。
 やっと出会ったリングたち。何年越しかでやっとお店に並んだ。扱い始めた今でもベルギーのものだってだけことしか分からない。1点1点微妙に大きかったり、小さかったり、別にデザイナーはいないのだろうか? まあ、そんなの関係なくやっぱり美しいと思う。

Wood Ring ¥5,250-

Fancy Rosecut Diamond2008.04.12 Saturday



 いい季節というのは瞬く間に過ぎ去っていくような気がする。僕の花粉症が落ち着くのと反比例するかのように気温はグングン鰻登り。気がつけば4月ももうすぐ折り返し。

 4月の誕生石はダイヤモンド。と言うことで、紹介できていなかったダイヤモンドのネックレスをこちらでご紹介。Oval(楕円)やPear Shape(梨型)などファンシーカットと呼ばれるユニークなカタチのダイヤモンド。なかなか同じカタチ、同じサイズのモノがなく、1点1点手作業で丁寧にセットされ、ネックレスになっていく。「ああだ、こうだ」と職人さんと打ち合わせを繰り返し、満足の出来となった。1点1点違うから、名前を付けたくなるほどだが、まずは男か女か??? 結局長い名前に、ヨコ、タテとシンプルな感じになった。これにはちょっと満足できていいなが、追々考えるとして、とりあえず分かりやすくしたつもり。

Faucy Rosecut Diamonds
Oval Rosecut Brown Diamond Necklace(タテ)
Oval Rosecut Brown Diamond Necklace(ヨコ)
Pear Shape Rosecut Brown Diamond Necklace

カヌレ2008.04.06 Sunday



 付けが貯まっていたので支払いに行った。自分にとって数少ない付けの利く店のひとつである。BARだったら格好が良いかもしれないが、花屋(植物屋)である。恵比寿と広尾のちょうど真ん中、住宅街に佇む「Garage」は女店主の丁寧な仕事が気に入っていて、何かとお世話になっている。春だからだろう、いろいろな友人が立て続けにお店をオープンし、そのお祝い花をお願いていて、その付けが貯まっていたという訳である。
 支払を済ます前にお互いの近況報告などをし、そして世間話へと続く。ちょうど別の友人に会う前に訪れたものだから、この辺りに何か手土産に良いモノはないかと聞いてみると、お勧めの洋菓子屋があると教えてもらった。生憎、予定とは逆方向だったけれどもご近所だし、またの機会に行ってみると伝え、貯まった付けを支払い、植物に囲まれた空間を後にするのはちょっと寂しく、後ろ髪を引かれたが、その場を後にした。

 その翌々日だったか、どうしても気になってしまい、お店のオープン前に勧められた洋菓子屋に行ってみることにした。教えられた通りに行ってみると、入ったことはないが、知っているお店だった。何せ看板に並ぶアルファベットが読めず、結局お店のことも知り得なかったのだろうと想像できた。中に入ると、左側にショーケースがあり、その中にはケーキ類が、そして中央のテーブルと右側の棚にはこんがり焼けたパンが並んでいた。探しまわったが目当てのモノが見つからなかったのでお店の人に「カヌレはありませんか?」と声をかけると、お店の人が指差し、ちょうど自分の前にピラミッドのように高く積み上げられていた。苦笑いをし、いくつか包んでもらい、SOURCEへ向かった。
 店を開け、早速コーヒーを入れ、スタッフと一緒にいただいた。外はカリッと、中はシットリ。自分の表現力の無さを感じるような在り来たりな表現になるが、絶妙な甘みといい、美味い。砂糖の入っていないミルクティーにあいそうである。それ以来、どこかに出かけるときは少し早めに出て、カヌレを買って手土産にしている。その時はもちろん自分の分も別の袋に入れてもらうのは必至である。最近ではどちらが本当の目的なのか忘れそうになるほどだ。

カヌレ ¥210-
at BURDIGALA 広尾

Burkina Basket2008.04.03 Thursday



 毎日の通勤で通る目黒川の桜並木。開花したのは先々週のことだと思うが、途中雨の日を挟んだにも関わらず寒い日が続いたせいか、まだ満開の木々。川沿いをお年寄り夫婦が手を後ろに組み並んで歩く姿、目を輝かせ携帯電話で写真を撮ろうとしている通勤途中のOLさん、自転車通勤を楽しませてくれている。
 そんな心躍る季節にブルキナバスケットが久しぶりの入荷。春の行楽シーズンに活躍しそう。そして転勤、引越の季節でもあるから新しい生活のインテリアのアクセサリーにも使えそう。
 
ブルキナバスケット ¥2,100-から¥4,095-

Key Holder / Alice Park2008.03.30 Sunday



 去年の末にカバンをかえた。長らく使ったマリメッコはキャンバス地が日焼けし、色はすっかり抜け、グッタリなっていた。もう潮時だったと思う。新しくしたショルダーバックはレザーのものである。今度は使い込んでクタクタになっていく過程を楽しみ、長い付き合いをしたいと思っている。けれどもちょっとした悩みがある。銀行に行っては通帳をごそごそ探し、i-potのコードがカバン中を縦横無尽に這い廻り、忘れたころに大切なメモが姿を現す。新しいバックにはポケットが少ないせいで、整理整頓がうまくできない。自分の使い方が悪いのは重々承知しているつもりであるが、現状は困っている。
 そんな中でもマリメッコのころからの相棒、Alice ParkのKey Holderはショルダー部分に結びつけられ、他のものと一緒にカバンの中に放り込まれている。カバンの中でどんなに暴れようともヘッチャラ。慌ただしく家を出る時にはストラップを引っ張り、スマートに取り出してロック。引き続き活躍中である。あとは、いつもカバンにくっ付いているので無くさなくのが良い。
 カバンをもっとうまく使いこなせるようになりたいと思っているが、自分には色々なツールが必要なのかもしれない。

Key Holder ¥5,250-
Alice Park

※長らく在庫を切らしていたキーホルダーが入荷しました。

インドの歩き方 - HOTEL2008.03.28 Friday



 インドに行くと決める前からジャイプールでの滞在はNarain Niwas Palaceと決めていた。以前からLenaが「絶対ここがお勧め!」と押していたホテルだったし、特に常宿がある訳でもなかったので、そこに泊まることを旅の楽しみのひとつとしていた。予定ではLenaと一緒に行くはずだったジャイプール。予定では・・・彼女に急用ができてしまい、一緒に行くことができなかったジャイプールになってしまったのだ。。。一緒に行けないと分かったのが、僕がインドを出る5日ほど前。ジャイプールのことはすべてLenaに任せっきりだったので、慌ててインターネットを使って予約を試みるも、どうもうまくいかない。これはぶっつけ本番で行くしかない。バスでジャイプールに到着後、その足でタクシーを拾い、ホテルに向かう。すれ違う車やリキシャの距離がほんの数センチ、そんな町の喧騒を抜けると、街の中心部に広大な公園があり、その公園の端に目指すNarain Niwas Palaceがある。大きな門を潜り、ポーターにホテルのデスクに案内してもらう。その道中、目の前の見える建物はホテルと言うよりは古い宮殿のような雰囲気だ。ワクワクする。デスクに着いて、部屋は空いているだろうかと尋ねると、離れの1部屋だけが空いているということだった。門を潜ってここまで来る間に何棟が小さなコテージのようなものがあった。それのことのようだ。宮殿内ではないのは残念とも思ったが、キャンプに来て泊まるバンガローようで楽しそうではないか。2つ返事でその部屋を使わせてもらうことにした。実際に古いお城なのか?マハラジャの家だったものなのか?詳しくは分からないけれども、離れのその部屋の中にもそこかしこにクラッシックな様式が見られる。決して高級ホテルのようなクリーンな印象はないものの、自分にとってはインドらしくて好みである。予定が詰まっていたので荷物を置き、その場を後にするが、今夜は早めに戻ってホテルを満喫したい、そうと思っていた。

 夜、食事を済ませホテルに戻ると、どうも調子が悪い。昨日食べたインド料理だろうか?さっき飲んだチャイか?原因は分からないけれどもお腹の調子が良くない。ホテルのプールへなんてのは、はなから柄にもないが、バーでビールくらいはと思っていたのに今夜は早く寝た方が良さそうである。そのままベットに潜り込む。 翌朝起きるとちょっとは良くなっていた。空腹感もあるし、朝食のためにレストランへ向かう。バイキング形式だったが、ここは控えた方が良いだろう、バナナとカップケーキを少々程度にする。ターバンのようなものを頭に巻き付けたボーイがコーヒーを運んでくれる。外からは鳥の囀りが聞こえ、窓から見える中庭には綺麗な花が咲き乱れ、その中を歩くクジャクの姿が見える。簡単に朝食を済せ、散歩するも、まだ本調子ではない。結局チェックアウトの12時ギリギリまで部屋で安静にしていた。

 折角楽しみにしていたホテルだったが満喫できずに残念。でもこんな時は、また来る理由、リベンジする理由ができたと思うようにしたい。旅はちょっと満足できないことがあることの方がいいような気がする。また、来たいと思うから。

Narain Niwas Palace
Kanota Bagh, Narain Singh Circle Jaipur INDIA
www.hotelnarainniwas.com

P.S.
Narain Niwas Place内にはジュエリーデザイナー、マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック(Marie-Helene de Taillac)がオーナーのセレクトショップ・HOT PINKがあります。ジュエリーはないものの、Khadiを使ったシャツやスカート、パシュミナ・ショール、インテリア小物など、素敵な品揃えです。

Tej2008.03.23 Sunday



 AM8:30。バスに乗るために宿を出る。デリーからジャイプールに向けてバスでの移動である。10年前だったらバックパックを背負い、ガンジスを目指し、乗合バスでインドを満喫なんて旅も良いが、さすがに仕事では無理である。今回は日本で言うなればハトバスのような趣きの通称「VOLVO」(Volvoのバス)で5時間の旅。
 その移動の約1ヶ月前、アリゾナ州ツーソンで再会したTej(タジ)。彼に会うのは3度目だった。お父さんも、お爺さんも、代々続くインド人宝飾商で、現在彼はサンフランシスコを拠点にインドを行き来しながら自分のデザインしたものをインドで製作している。その製作をしているのがジャイプールである。だから今回の滞在で是非アトリエに訪れたいと思って事前にTejと連絡を取り合ったが、生憎自分がインドにいる間、彼はアメリカにいるようで、あえなく断念。
 ジャイプールは石の町として知られている。世界中に出回る石の多くがジャイプールで研磨されたものらしい。Tejの家族も石の研磨に携わっている。多くのデザイナーが既製の石を探し、そこに自分のデザインを入れていくのに比べ、Tejのデザインは石の研磨から始まる。ありそうで無いシンプルながらユニークな形に石をカットし、それらをインドならではのハンドメイドの技術でセットする。またアメリカでの生活が長いからだろう、彼のデザインはどっぷりインドって感じではなく、ミニマルに仕上げているところが個人的には好みである。
 ジャイプールの街を探してみても、残念ながらユニークで素敵な石に出会うことはなかった。次回は必ずTejのいる時にインドに来たいと思う。でも次に彼に会えるのはアメリカだろう。

Oblong Stone Necklace ¥29,400-
designed by Tej Kothari

インドの歩き方 - cafe2008.03.21 Friday



 花粉吹き荒れる東京に別れを告げ、常夏の(?)インドへ行っておりました。もちろんインドは花粉の季節ではなかったが、たとえその季節に来ていようが、花粉症すら存在するのか分からないほど、1歩外へ踏み出せば粉塵、排気ガス、さらには激しいクラクションに、インドミュージックにと、インドの持つエネルギーにすべてを忘れさせられそうだった。それを感じつつ、楽しみつつ、けれどもそれにどっぷり浸かってしまうにはまだまだ未熟な自分。時折リセットが必要だった。そんなときに立ち寄っていた「Café Turtle」。旅の初めの数日を過ごしたデリーの宿から住宅地を抜け徒歩1分の距離にあるマーケットの一角にあり、1-2階が本屋さん、そして3階がCafé Turtleである。そのマーケット自体が外国人向けのマーケットになっており、マクドナルドはないものの、ファッション、インテリア、レストランなどインドらしからぬ自分にとってはほっとする店並び。お昼時に合わせてCafé Turtleに出向き、インドではなかなか味わえないサンドイッチにカプチーノをオーダー。待っている間を利用してPCを開き、旅のまとめをしたり、これから行く場所への作戦会議をしてみたり、これまたインドではほとんど耳にすることのないジャズの調べに耳を傾けたり、自分をフラットに戻してくれる大切な時間だった。
 アメリカの旅ではひたすら動き回る毎日を過ごすけれども、インドでは予定を控えめにし、情報を集めてピンポイントで動くことが吉と出ることが多いような気がする。

Cafe Turtle
※1-2階の本屋さんもなかなか良い品揃えだし、ちょっとした雑貨コーナーに置かれたものが気の利いていて、お土産に良さそうなものが並んでいました。

PIERRE HARDY2008.03.11 Tuesday



 いつもクラークスのデザートブーツを履きこなしていた友人がいる。まだクラークスがイギリス製の頃だったと思うので、10年近く前のことになるだろうか?その友人がある時からスエードの質感がそっくりだけど、以前のものよりも少し細みのデザートブーツを履いているのに気がついた。そのほんのちょっとした違いが逆に気になっていたが、いつも趣味の話ばかりに花を咲かせていたためか、質問するタイミングがないまま、長らく気になっている状態で時間だけが過ぎていた。
 昨年のこと、別の方から靴をいただいた。箱を開けると、グレーのスエードに黒いゴムのソール、スラリとした面長のボディ、それがまさしくずっと気になっていたデザートブーツだった。ピエール・アルディのものだ。早速勇んで履いてみる。スニーカーやアウトドアっぽい靴ばかりを好んで履いていた自分にとってこの手の細身靴は初体験、見慣れていないせいか自分の足でないようで、どうもしっくりこない。とても失礼だと思うが、嬉しい反面、ちょっと戸惑った。でもせっかく頂いたものだし、色も気に入っていたので履きはじめてみることに。すると、2,3回も履くうちに鏡に映った自分の足元が様になってきているような気がしてくる。自分の持っている中でも細みのパンツに合わせて履くようになり、すぐにお気に入りの1足になった。ピエール・アルディのデザートブーツは定番のシリーズで、毎年マイナーチェンジを繰り返り出されているようで、今年は黒の表皮に白のソールのタイプがリリースされた。ちょうどもう1足欲しいと思っていたので、早速手に入れた。かたちは同じだけど、艶があって、またスエードのタイプとは一味違って良い。
 その数日後、その友人と会ったら、彼も同じものを履いていた。やっぱり趣味が似ているのだろうか。でも彼と会う時には被らないように気をつける必要がありそうだ。時同じくして開催されていた2008年秋冬のパリコレ。Style.comでその様子を覗いて見ると、バレンシアガのショーのフィナーレ、拍手喝采の中で現れたデザイナーのニコラ・ゲスキエール、その足元は自分たちと同じ黒のブーツだ。彼とバッタリ会う機会があるのならば、その時は被りたいものだ。まぁ、偶然なんてないとは思うが。

P.S. GAPからピエール・アルディのデザインしたサンダルが出るようです。日本は3/21から発売って話。でもレディースしかないようで、個人的には残念。。。