SOURCE objects

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Louis Poulsen2008.08.17 Sunday



 中目黒の「hike」に寄った。時間が空いたその隙をみつけ、ちょっと寄り道のつもりだった。ガラス窓の向こうからいつも変わらぬ笑顔のふたりが出迎えてくれる。店内に入ると聞こえるか、聞こえないか、小さな音で流れるクラシック、チークやローズウッドなど濃い木目のテーブルやキャビネット、そして大きなレザーのソファが鎮座し、その適度な緊張感が心地よい。店内をウロウロしながら、近況報告などをする。その最中、入り口付近に吊り下げられていたランプに目が留まった。たぶんルイス・ポールセンのモノだと思うが、自分の知っているこの無機質な凸凹したフォルムのランプはこの2/3くらいの大きさであるし、薄いグレーのような色は見たことがない。ふたりにルイス・ポールセンのものなのか訊ねると、「そうだ。」と言う。その後、20分か、30分か、話は尽きないもので、またしても長居してしまった。その会話中も、頭の隅でランプのことを考えていた。やっぱり欲しい、頂こう。決して衝動買いのつもりではない、出会いだと言い聞かせ、帰り際にお会計をしてもらう。

 数日後、届けてもらったモノをお店の壁際に取り付けると、ちょうどその隣に吊り下げていた同じタイプの小さなランプとの光の影が壁で重なって綺麗である。改めて、いい買い物だったと納得している。

hike
〒153-0043 東京都目黒区東山1-10-11
www.hike-shop.com

Indian Modernism2008.08.12 Tuesday



 作家が自らの手で作る陶器やガラスの器、小さな活版印刷機で刷られた名刺、アフリカ諸国で編まれたバスケットなど、昔ながらの手法を存分に生かし、多くの工程を人の手に頼って作られたモノからは、作り手の苦労が伝わり、その曖昧な余白とも思える不完全さに魅力と愛着を感じるのである。

 だからタジの作るものに惹かれているのだと思う。インドとアメリカを行き来して製作するジュエリーたち。インドに根付いたのクラフトとカリフォルニアで感じるモダンデザインの融合。それが今までに無い新しいカタチを生み出している。まさにインディアン・モダニズム、そう例えても言い過ぎではないような気がしている。

Indian Modernism - Tej Kothari

New Style Shawls2008.08.09 Saturday



 インドから巨大な段ボール箱が2つ届いた。ドアを開ける配送業者さんの様子からしても相当な重さなのが伝わってくる。その重さゆえ、運ばれてきたと言うよりも、転がされてココまで来たのだろう。段ボール箱の角が失われ、それはまるで「ごきげんよう」で小堺さんが持っているサイコロのように丸々と太った姿に変化してしまっている。 
 届いた箱を開けると、ぷーんとインドの匂いが溢れ出す。カレーに使うスパイスとお香と、熱気も混じっているのか?その独特な匂いはインドそのものであるように感じられる。香りの充満した店内で検品をし、今度はそれを後日洗濯する。 
 インドの匂いが嫌いと言うわけではないが、あまり充満するのも得意ではない。またそれ以上にクリーニング仕上がりの糊の利いたシャツよろしく折り皺ぴっちりな姿は首に巻きつけるモノのようには見えない。まるでホテルでセットされる前のシーツのようである。それらを洗い、乾かし、お店の壁に引っ掛ける。さて、準備完了。

 立秋を越え、ショールが揃った。
 今回は定番的に扱ってきているコットンカディの新色、そして今までにない新しいコットンのカディやシルクのモノ、カディのタオルなどが入ってきている。

Shawls from India

Safety Pin Earrings2008.08.03 Sunday



 時間を見つけては近くの区民プールに通うのが楽しみのひとつであり、自分の健康管理にも大いに役立っている。自分にとって一石二鳥なのではないかと解釈している。この時期は屋外プールも開放され、室内の温水プールとはまた違った開放感のあるロングコースが楽しめるのも良い。また同時に子供たちにとっては夏休み期間中の格好の遊び場でもあろう。遠泳コースを「はぁはぁ」と息を切らせつつ必死に泳ぐ自分のBGMとして子供たちの奇声が聞こえてくるのもこの時期の醍醐味(?)である。疲れを癒すためにコースの脇に体を寄せ、子供たちを眺めているのは興味深い。各々アイディアを駆使して、どんどんと新しい遊びを生み出し、それに改良を加えつつはしゃいでいる。凄まじい格好で浮き輪を乗りこなす男子、ビーチボールを使って新しい鬼ごっこをする集団など、みんなきっと頭の中を大回転させ遊んでいることだろう。彼らがデザインをしたら、、、いささか曲論ではあるが、その自由な発想には期待を高まらせる何かがあるのである。

 Sethi Na(セティ・ナ)のデザインを子供と比べることが正しいかは分からないが、彼女のデザインするものにはどこか子供の頃に感じる「楽しい」感じが込められているように思う。安全ピンが耳に刺さっていたら・・・ピアスだったら・・・子供の頃の発想か、パンク少年の発想ではないだろうか?でもそれが14金だったらで、大人でしょ。

Safety Pin Earrings
by Sehti Na (MINE)

ブルキナバスケット2008.07.28 Monday



 久しぶりにブルキナバスケットの入荷。

 何かを綺麗に整頓して入れて、並べて置いておくよりも、いろいろとごちゃごちゃと詰め込んで、部屋にゴロっと転がしておく感じがさまになるようなバスケットだろうか? 「子供のおもちゃバスケット用に」なんて声をよく耳にする。確かに、と納得しつつ、子供が中に入ってはしゃぐ画も想像できる。

ブルキナバスケット ¥2,100-から¥4,095-

sigur ros2008.07.24 Thursday



 お店で流れている音楽に反応した知人に「これ、好きなの?」と訊ねられた。これと言われても、実はその流していたCDがまた別の知人からのもらったものだったので、その内容を把握していなかった。好んでかけていた1枚だったから、逆にこれが何かを訊ね、初めてシガー・ロスの存在を知ったのはまだ最近ことである。

 その後、メモした紙をポケットに、タワーレコードで選んだ2枚。後日そのCDをお店でかけていると、それに気がついてくれたお客さんから、「シガー・ロスですが、最近新しいアルバムが出ましたよね?」と聞く。それまた初耳であった。この前行ったレコードショップには並んでいなかったはずである。

 その後、再びタワーレコードに行ってみると、シガー・ロス・コーナーなるものが出来ていて、確かに見覚えのないジャケットが前面を飾っている。裸の男女が走るジャケットは手を伸ばすのを躊躇させたが、それもまた期待を高まられたのも事実である。

 そして早速、今日からお店でハードプレイ中。彼らの現像的なサウンドに耳を傾けていると、なんだか遠い草原のような場所に来ているような錯覚を覚える。明日からフジ・ロック・フェスティバル。それ以外も含め、今年は夏の音楽フェスティバルには行けそうにないが、ここで彼らの音楽を楽しもうと思う。でも、外で聞いたらもっと気持ちよさそうである。いつかそんな機会に恵まれることを夢見つつ。

sigur ros
 
P.S. 裸の写真はRyan Mcginleyだった。

Relief at Holz2008.07.21 Monday



 行きたい場所を見つけたら、そこに行くための理由を探す。もちろん行きたい場所があるのだから、とりあえずひとつは理由がある。けれども、その場所が遠ければ遠いほど、ひとつの理由では重い腰が動かない自分。。。

 知人からの電話をもらい、盛岡でイベントをするからどうか?と誘いを受けた。これは大きな「理由」が舞い込んできた。古くからの友人が実家のある盛岡に戻り、「Holz」というインテリアショップをしている。友人の店なのに未だに行けていなかった場所である。いつか行こうと思い、もう何年たってしまったのだろうか?そんな彼のお店に友人・知人が集まりそれぞれの扱っているアイテムを持ち寄って販売する、さながら週末のホームパーティのようなイベント、題して「Relief」が開催されることになった。友人同士が別の場所で集まるというのも自分にとっては良い理由になる。さらに、この時期だったら冷麺を腹一杯食らいたいではないか。理由は揃った。いざ、盛岡へ。
 と思ったが、その日程は生憎東京にいなくてはいけない。。。せっかく、雲のように軽くなった心と腰ではあったが、今回は(も)断念せざる得ないのか。トホホ。


 個人的に行けないけれども、イベントには参加させてもらいます。以下の日程で楽しい仲間たちの楽しいイベントが開催されます。SOURCEからも商品だけは出張させていただきます。

【Relief at Holz】
Holz Furniture and interior
〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-3-10
TEL/FAX 019-623-8000
■7/26(土) 12:00-20:00
7/27(日) 12:00-20:00
7/28(月) 12:00-17:00
■参加者
CHIGO
F/style
graf
landscape Products
PAPIER LABO.
SAB LETTERPRESS
谷 俊幸
SOURCE

ART for SOURCE2008.07.18 Friday



 6月、何人かの友人がスイス・バーゼルに行っていた。土産話に耳を傾けつつも、気持ちは完全に前のめりで質問攻撃をかける。
 バーゼルでは年に1回「ART BASEL」と題し、世界中の有名ギャラリーが一堂に会し、アートの祭典が開催されている。もちろん集まるのはギャラリーだけではなく、世界各国からプライベートジェットでセレブリティたちが駆けつけるらしい。どんなバブルな祭典なのだろうか?興味津々な訳である。友人たちの話を聞けば聞くほど、いつか行きたい!と気持ちは高まるのである。
 村上隆のフィギュアがサザビーズで16億円の値をつけたのは最近の話題としては大きなものだった。16億円なんて天文学的な数字を並べられてもピンと来ないものの、自分の価値観、そしてアンテナに引っかかり、なおかつお財布との相談の結果、許される範囲でアートを身近なモノとして楽しみたいと思う。美しい写真をリビングに、玄関の靴箱の上にはガラスか陶器のオブジェを、さりげなくトイレに小さな絵が飾ってあったら、、、きっと心に豊かさを与えてくることだろう。

 Lee Hale(リー・ヘイル)は彫刻家であり、ジュエリーデザイナーでもある。彼女の作る彫刻的なオブジェクトはアートのようなプロダクト、またはプロダクトのようなアート。だからここではあえてオブジェクト、モノと表現したいと思う。バラの刺を拡大化させてたようなオブジェは人を寄せ付けない凛とした雰囲気があるが、その美しさに釘付けになる。鳥の足人の指を忠実に模ったキャンドルホルダーはそのウィットに富んだ発想とシュールな出で立ちの一見相反したバランス間が絶妙に交わり、魅了される。
 Lee Haleの作り出すものはSOURCE的、ARTなOBJECTSだろうか。

Wood Ball2008.07.11 Friday



 朝5時半に到着したローズボール(ロサンゼルス最大のフリーマーケット)。まだ薄暗い中、開店準備をしている人々を縫うよう、足早に、首を左右に高速回転し、オープン直後の会場を動物的感だけを頼りに歩き回る。しかし目当てのモノにめぐり合うのはそう簡単ではない。日が昇り、防寒用のニットを脱ぎ捨てて、そろそろ首筋に強い日差しを感じ始めた頃だったと思う。メキシコ系女性のお店に前を通りがかったときに目に留まった木の球たち。 

 「いくつかある中のひとつには薄っすらとオレンジ色の塗装が剥げたような跡がある。きっと何かの球技に使われていたモノだろう。」「丸いはずの球がひび割れ歪な形へ変わっているのは雨にでも打たれ続けていたせいなののだろうか?」「大きなものは小さなものに比べて黒さが濃い。塗装されるはずが大きいものだけそのまま工場に取り残られてしまったせいなのだろうか?」

 木の球を眺めながら、彼らの過去に想像を膨らませてしまう自分。やっぱり古いものが好きなのだと自覚する瞬間である。 さて、次は彼らの未来に。どう使うのか、想像膨らませる番である。とりあえず店の床にゴロゴロと転がして楽しんでみることにした。

Wood Ball small ¥1,260- large ¥1,575-

Minor Change2008.07.06 Sunday



 イームズのデザインした有名なプラスティック(FRP)の椅子。中でも特に美しいと言われるエッフェルベースの脚(エッフェル塔のようなモノ)だけでも、僕が知りえる限り、見た目に変わる変化で3度はされている。きっと目に分からない変化も入れたら相当なマイナーチェンジを繰り返していることだろう。

 イームズを例えにするのは少々おこがましく、気が引ける訳だが、モノを作っている僕らも、出来る限りの知恵を絞って考えて、それを職人さんに相談して、作ってもらって、出来たものが気に入ったらお店に出す。もし気に入らない箇所があったらもう一度考え直し。そのときのベストのカタチでお店に出したと思っているのだけれども、毎日眺めていると気になるところが見えてきたりする。そしたらまた職人さんに相談して、改良してもらう。そんな繰り返しの毎日。そしてこれはずっと続けていく必要がありそうである。

 ハンギングタイプのイヤリングをマイナーチェンジしてみた。
2mm Rosecut Diamond Hanging Earrings

 そして創めて作ってみたブレスレット。
2mm Rosecut Diamond Bracelet