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Shawls from India.2007.11.11 Sunday



 数か月前、広島の友人に会ったとき、以前買ってくれた黒のカディショールを羽織っていた。日々使ってくれていたのだろう、日焼けしたのか、洗濯のせいか、色が少し抜け落ちているようすだった。そして「これ、すごいですよ。」と言われ、触らせてもらって驚いた。お店に並ぶ新品のモノとは明らかに違う。見たときにボリューム感がないように感じられたけど、それは張りがなくなっているからで、使い込まれて毛羽立った生地は滑るようにしっとり柔らかい。気持ちいい。
 手でよられた糸で作られたカディはその柔らかさが特徴的で素晴らしいと聞いてはいたけれども、実感したのは初めてだった。それまで数ヶ月間、それを知ってはいたけれども実感せずに日々お店で眺めていたのが急に恥ずかしくなった。それと同時に自分の中のカディ熱のようなものがさらに強く燃えだした。
 今では自分の愛用しているカディショールもすっかりクタクタになり、その独特の柔らかな質感へと姿を変えている。ようやく寒さを感じるようになってきたこの頃の関東エリア、首に心地よく巻きついて、暖かさも申し分なし。今年もお世話になりそうだ。
 
 ちょっと遅れた感はあるものの、先日インドより改めてカディを含めショールが入荷しました。

Shawls from India ¥3,990-から

Lapis Bracelet2007.11.04 Sunday



 マーガレット・ソロウの新しいシリーズ、ラピスとゴールドのビーズを組み合わせたブレスレットが入荷した。去年の2月、アリゾナ州・ツーソンで開催された世界でも最大級の宝飾の見本市に行ったとき、そこに来ていたマーガレットに会い、「今こんなの作っている」って見せてもらったものの中にその原型になるようなものがあったのを記憶している。そのときは気(目)に止まらなかった。けれど、先日ロサンゼルスで完成したものをバァと大量に並べて見せてもらったら、その様に圧巻、一目惚れ。。。自分の節穴ぐあいに傷心しつつも、審美眼とは何か真剣に考えさせられる。とりあえずは日々これ勉強。入荷したブレスレットはそれを真似て、お店にバァと並べて展示してみた。心の中で「よしっ」とつぶやく。
 不透明な小粒な青い石(ラピス)が並び、その中に手でくるっと丸めたような不揃いなカタチのゴールドビースがランダムに配列されている。アジアかアフリカか、どこか民族的な(プリミティブな)民芸品に紛れていたら、その地のモノと思うかもしれないが、やっぱりどこか洗練された何かがあるように思う。いろいろなものの中から好みのモノを選ぶのは難しい、でも楽しいことだと思う。

Lapis and Gold Beads Bracelet

Faceted Stones2007.10.28 Sunday



 前回ロサンゼルスに行った時、マーガレットの計らいでマーガレットの実家、ウェストハリウッドにあるお母さんが住む家に泊めてもらった。1950年代に引っ越してきたという家は、高い天井のリビングルームを中心に広々とした重厚な造りの建物。さらに部屋もベットも大きく、いつものホテルで過ごす日々に比べ、開放的で快適だったことは言うまでもない。マーガレットは家を離れ、別の場所で暮らしているのだけれども、僕がお母さんにところにいるからちょくちょく顔を出してくれ、彼女ともコミュニケーションを取れたことも楽しかった。そんな中、よく石の話をした。彼女の作るネックレスは天然石の美しさを活かしたデザインが特徴的、それゆえ彼女も石には人一倍深い想い入れを持っている。彼女の話に耳を傾けつつ、その真剣な眼差しを見ていると今まで見てきたものが違うもののように映るから不思議だ。
 そしてそこでお願いしてきていたものが先日入荷した。四角いカット面がキラリと輝く石を使ったネックレスが石の種類も一新して仲間入り。

Faceted Stone Necklace ¥13,650-

YEN2007.10.23 Tuesday



 ファッションやインテリアに関して舶来モノ好きである自分にとって「日本製」と書かれたものには敏感に拒否反応を示していた若かりし時代があった。未だに舶来モノ好きは変わらないものの、年を重ね、30に近づいた頃からだろうか、ようやくそんな意固地な自分の殻を破ることができるようになってきた気がする。ただ、まだまだ初心者の域を脱しない訳だし、出来れば古今東西をうまくミックスして楽しみたいと思っている。
 先日コレックス・リビングで開催中のYEN WAREの展示会に行ってきた。何年か前からYEN WAREのお茶碗を愛用させてもらっている。伊賀焼のようなざらついた陶器に厚めの釉薬が乗り、外側は途中まででその釉薬が止められ、持った時にそのザラザラ感とベージュの厚い釉薬の質感が特徴的で、また見た目にもシンプルで気に入っている。今回の展示でもその特徴を生かしたアイテムが多く、早速物欲が沸々と湧きあがり目移りしてしまう。その中でもブルーの釉薬のものが目に留まった。ブルーのものが幾つかあるようだけれども、そのどれもが微妙に薄かったり、濃かったり、紫だったり、模様のような変化があったりと同じように見えなかった。ちょうど作られているNさんがいらしたので気になって聞いてみると、同じ釉薬を使っているけれども、同じ仕上がりにならないということだった。自然にそうなってしまう、その手のことには興味津々の自分。「そうなんですか、、、」と聞いているそばから、どれにしようか、ますます気持ちが高ぶってしまった。そしていくつかある中から薄いブルーの深皿をいただいた。
 家に帰って眺めてみると、どこか自分好みな北欧の陶器にある釉薬のように見えてくる。日本からヨーロッパに伝わったと聞く陶器の歴史、そして自分としては北欧陶器が好きになり、日本の陶器にも関心を広めて、いやはや遠回りをしたものだ。さて、今年の鍋にはこの深皿とアラビア(フィンランド製)の器と一緒に食卓を囲むのだ楽しみだ。

YEN WARE 深皿 ¥2,310-
yen ware exhibition 07
2007.10.18 (thu) - 10.28 (sun)
at collexLIVING

Vintage Collage Ring2007.10.18 Thursday



 食欲にばかり気が行ってしまう自分ではありますが、秋はお洒落の季節でもある訳で、女性たちの間で今年は「ブーティ」なるものが流行しているらしい。つい先日朝の情報番組を見て知った程度の自分にはまったく語る資格がございませんので、これより先の説明は控えるとして、、、それからというもの行き交う女性の足元が気になります。フム、確かにくるぶし丈の靴を履いている方が目につくようになりました。足が長く見えるからでしょうか、さっそうと自分を追い越していきそうです。
 トレンドについても語れるような自分ではないのですが、今のクラッシックなスタイルの流行は賛成です。古いものの中から、現代のスタイルに合うものを今の目線でチョイスする。そんな編集作業のようなことは楽しいものだと思います。 先日のアメリカで見つけたヴィンテージのカレッジリング、デコレーションは控えめだけれど、使い込まれた金の質感、雰囲気は存在感大。普遍的なモノであるけれども、特に今年の秋の装いにレイアウトしたくなる!?

Vintage Collage Ring

Lapland Lether Case2007.10.15 Monday



 数年前から「アノニマスデザイン」という言葉を耳にするようになった。
 「アノニマスデザイン」とは無名の、または作者が不明なデザインのことを指し、とても広い範囲の言葉だと思う。人それぞれいろいろな解釈があるかもれないが、自分としては「作為がなく、使用目的のためだけに考えられたデザイン」のものをそう呼びたいと考えている。さらにデザインと付ける以上はそのカタチが美しいと感じられることも大切だ。そう考えると「用の美」という言葉がまず頭に浮かぶ。民藝に代表されるモノたちや伝統的な工芸品、それらもアノニマスデザインと解釈していいだろう。
 スカンジナビア半島の北部一帯・ラップランドと呼ばれるエリアで暮らす人々が伝統的に作り続けているレザーのケースは、革を器用に折りたたんだだけのシンプルな構造だけれども、何かを足すことも、引くことも拒んでいるかのような素晴らしいデザインだと思う。さらにその形は色気を感じるほど美しい。まさにアノニマスデザインではないだろうか!
 眺めているだけで綺麗だから、お部屋の目立つ場所で日々使うものをちょっと収納するものとして楽しみたい。他には匂いのするモノ、例えばポプリとか詰めて置いておいたら、生活が少し豊かになりそうな気がする。

Lapland Lether Case

行列2007.10.13 Saturday



 買い付けから戻りもうすぐ1ヶ月が過ぎようとしています。旅の後日日記にも程があるような気もしますが、まだ書ききれていないことがあり、もうしばらく書かせてください。入荷の情報と合わせてお伝えしたいと思います。

 サンフランシスコに到着。何度か目のサンフランシスコなので、通りなれた大通りに、見覚えのある小道を抜け、目的の場所に向かうのはそう難しくはない。ただ駐車はいつも困る。。。行きたい場所を目の前にそこを何度も往復しながら路上駐車のスペースを探し、やっとの思いで駐車する。ポケットには25セントをたっぷり蓄え、パーキングメーターに詰め込み、、、そんな具合に街を回る。
 そしてもうひとつ困るのが食事。日本でもお馴染みのファーストフードチェーンで済ますのは旅の浮かれた気分を半減させるし、かと言って見知らぬお店の暖簾をくぐるのは旅の醍醐味といえども、やっぱり気が引ける。サンフランシスコ・ジャイアンツ(ベースボール)のホームグラウンドの近くにある洋服屋さんに寄った時のこと。お店を出た時間がちょうどお昼どきだった。せっかく目の前に駐車出来たことだし、時間にも余裕がある。辺りを見渡すと、公園があって、ランチを楽しむ人に交じって、日光浴をしている人や、犬を連れた人や、とても良い雰囲気のエリアだ。そしてその脇に行列ができているお店を見つけた。食に関しては自分の直感よりも、口コミや行列の方が正しいと自負している。何屋さんなのかも分からなかったがとりあえずここに決めた。店内に入ってそこがメキシコ料理のお店だと分かった。カリフォルニアはメキシコからの移民が多く、そのおかげかメキシコ料理が美味しいと聞いていたことがあるからますます期待が高まった。行列に並んでいるとOLさんらしき人たちがブリトーの皮を揚げたものを器にし、その中に肉やら野菜やらがふんだんに入ったものを美味しそうに食べていた。行列が自分の番に回ってきたときに名前が分からなかったからそれを指差し同じものを注文した。どの肉がいいのか?豆の煮込みはどれがいいか?野菜はどうする?サンドイッチのSUBWAYのように好みのものをチョイスしてその場で作ってくれるやり方で、それを会計してもらい店内で食べることに。肉や豆はたっぷり野菜に覆われて見えない、それを掘り、カリッと上がった器と一緒に頬張る。やっぱり行列は嘘をつかない!煮込みも野菜も見た目よりもあっさりした味でコッテリ味の続いていた胃に優しく広がる。これは美味い。かなり大盛だったけど、ぺろりと平らげてみせた。
 サンフランシスコのランチの楽しみがひとつ増えた。

Mexico au Parc
24 S Park St, San Francisco, CA 94107

Tourmaline October2007.10.11 Thursday



 暑い暑いと連呼した夏も終わり、すっかり涼しくなってきた東京。気が付けばもう10月、しかも3分の1が過ぎてしまっているなんて。ありきたりですが、ホント時が経つのは早いものですね。
 先日友人夫妻に会ったら、奥さんのお腹はパンパンに張って、もう今月出産予定だって。話題は当然出産、子供のこと。彼女のお腹が尖がってみえるのは男の子がいるからなんだとか、女の子の場合には横に広がるように膨れるらしい。動くの?どうやって?などなど、彼らとの話は子供のいない僕にとって新鮮なものばかり、すっかり聞く側に回っていたら、「ところで10月の誕生石はなに?」と質問され、、、「確か、トルマリン。。。」と半信半疑で答えた。帰って調べてみたら、やっぱりトルマリンだ。 そうだった、10月、トルマリン。この前マーガレットに会った時に、トルマリンのネックレスをいくつか持ち帰ったのだった。トルマリンはピンク、グリーンを中心に、ブルー、イエロー、レッド、そしてそれらの色が混ざりあったモノなどその多彩な色が特徴的で、唯一無二な魅力がある天然石。だから行った時に好みのモノを選ばせてもらったのだった。10月だし、誕生石のトルマリンはちょうど揃っている。急いで写真を撮り、ホームページにアップしました。

Tourmaline Necklace ¥16,800-から


※元気な男の子が産まれますように。(祈)

Motel 6 in Lost Hills2007.10.08 Monday



 目が覚めたのは6時半。6時に起きるつもりが、、、前日遅くまでドライブし、目覚ましもセットせずそのまま倒れこんでしまったせいだ。自分の常宿と勝手に決め込んでいるのがここLost HillsのMotel 6。ロサンゼルスから約230キロ、夕方ロサンゼルスを出発し、夜が更ける前には到着できるロケーションにあって、いつ行っても予約なしで泊まれ、部屋の入り口前に車を止められるから荷物の出し入れも楽ちん。さらに部屋も広くて清潔と、とっても心地よい宿。しかしあいにく前日の道中大きな渋滞に出くわし(事故だったに違いない)1時間ほど立ち往生、常宿に着いたのはかなり遅い時間になってしまった。だから寝坊してしまったのだ、というのがひとつの言い訳。そしてあまりに静かな周りの環境もそうさせたのだ、というのがもうひとつの言い訳。夜に到着すると暗くて分からないものの、朝目覚めると何もないLost Hillsに驚く。ガソリンスタンド、モーテル、そしてファーストフード店が何件かあるだけで、あとは見渡す限り地平線が広がる。ロサンゼルスを出る前に、知人たちに今日はどこに泊まるんだと聞かれ、「Lost Hills」と答えると、みんな口をそろえて「Nothing!」と言う。確かに何もないのだけれど、僕たち日本人にとってはそれがかえって新鮮だったりする。サマータイムの6時半、ちょうど美しい日の出の時間だった。綺麗な朝焼けは寝坊のおかげ?と勘違いしてみたりする。さあ、残り400キロ、一路サンフランシスコへ。

Rose Bowl Flea Market2007.10.05 Friday



 ロサンゼルス2日目は早朝4時半起き。いつもならば絶対に起きれないはずが時差ボケのおかげか?単純に興奮しているからか?意外に寝起きの良いこと。急いでチェックアウトを済まし、一路パサディナへ。 20分くらいのドライブで目的地のローズボールに到着。ロサンゼルスの第二日曜日といえば、ローズボール・フリーマーケット。ローズボールとはアメリカンフットボールのスタジアムでその駐車場が1日巨大なフリーマーケット(Flea Market-蚤の市)になるという訳。まだ暗い5時半前に到着するもすでに結構な人、人、急ぎ足でゲートに向かい、まだトラックから積み下ろしをしている人の荷台に何かないかと群がる。それがローズボール5時代の楽しみ(?)。いきなりグラスホッパー・チェアーを発見した!と思ったら、おじさんに「もう売れた」とあっさり。まだ5時半だけど何時に売れたの?!恐るべし。この時間帯は家具屋時代に戻ったように自分も若返って、自然と歩くスピードも速まる。 今回は特にヴィンテージのジュエリーを探そうと思っていたので、陽が昇った頃からは(それでもまだ6時頃だけど)それらしいケースがある場所を見つけては、駆けつけて、じぃーと覗き込んで、また次へといった具合に。そんな中ひとつ、またひとつと掘り出し物を見つける。そしてその度ごとに真剣勝負の交渉。おかげで今の時代にはない、面白いモノが見つかったのではないかと。その他、お店のディスプレイに使えそうな古い鏡やら、道具やらと、なかなかの収穫。


Rose Bowl Flea Marketの収穫
Vintage Rings ¥2,625-から¥16,800-

 広い会場を何度も往復し、昼過ぎ頃には見つくした満足感と、同時に足もパンパンに満たされる。そろそろ切り上げてまたロサンゼルス市内に戻る。ちょっと街中の物色して、夕方のラッシュが始まる前にサンフランシスコに向けて出発。今日は行けるところまでドライブすることに。そのドライブの最中、どうも首がヒリヒリする。日焼けをしたらしい。それは旅の間中、ヒリヒリし続け、帰国して涼しくなった今では、夏休み明けの小学生のようにくっきり線が付いている。まあ、勲章と思おうか。