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BLOG

Bill Evans2007.12.28 Friday



 今年の前半、Bill EvansのCDを立て続けに何枚も手に入れた。静かに続くピアノの旋律が個人的に落ち着くことと、お店のBGMにもちょうど心地よかったからである。そして何枚目かに手に入れたアルバム「From Left to Right」がお気に入りになっている。特に9曲目が好みの1曲である。と言っても、この手のしっとりしたピアノジャズを聴くようになったのはビル・エバンスがほとんど初めて、語るにはおこがましいかと思うが。。。まあ、先を続けよう。 話は変わって、何年か前にイームズ展が上野で開催された。彼のデザインしたプロダクトが一堂に会して見られると同時に、多彩な才能の持ち主であった彼のデザイン以外の一面にも触れることができる展示内容だった。中でも映像作品は今まで見られる機会が少なく、とても興味深いものばかりだった。映像も素晴らしが、そこで使われている音楽がクラシックなような、ジャズなような、音楽に詳しくない自分にはそのジャンルも分からないものの、引きこまれる感じがあった。 「From Left to Right」の9曲を聴いた時、そのイームズの映像のことを思い出した。ピアノを中心に管楽器などが加わり、どこか映画音楽のような、ストーリ仕立ての音楽のように聞こえる。まさにその感じが、イームズのそれと似てるのだろうか?CDジャケットの裏を見て、タイトルを確認してみると、9曲目には「Childred’s Play Song」とある。イームズの映像作品にも、子供を楽しませるような内容のものが多いし、実際に子供のためのプロダクトも多く残している。
 ビル・エバンスとイームズ、交わらないと思っていた自分の好きな二人が交わったような、そんな気がして嬉しい。自分としては今年の大きな発見となった。また来年も新しい出会いに恵まれると良いなぁと思う。

Merry Christmas.2007.12.21 Friday



 お店の入り口でクリスマス気分を盛り上げてくれていたリースも飾り始めて1ヶ月が過ぎようとしている。師走、字のごとく駆け足で過ぎていく12月。あっと言う間にもう何日かでクリスマスか。

 WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS !

入荷のお知らせ2007.12.15 Saturday



 お知らせ

 長らく在庫を切らしておりましたRosecut Diamondのリングネックレスが入荷しました。

 クリスマスにぎりぎり間に合ったつもりでのお知らせです。。。

Handmade Chains2007.12.09 Sunday



 真っすぐな線、真っ平らな面、真ん丸な円、それはそれで綺麗なのは当然分かるけど、一生懸命作ったけどちょっとだけ曲っちゃった真っすぐな線、ちょっとだけ出っ張っちゃった真ん丸な円。人の手が感じられるそんなモノにはまた違った美しさがある。
 今ではほとんど作られることのなくなったハンドメイドのチェーンを使って作ったネックレスやブレスレット。インドの職人たち、「よくこんな細かい仕事してくれた!」まずはそう褒めたたいたい。凸凹してるけど、憎いほど愛らしい。大切にしたい、失いたくない、人間らしさかと思う。

Handmade Chain Necklace ¥45,150-から
Handmade Chain Bracelet ¥29,400-

NATURE DESIGN2007.12.04 Tuesday



 重くなったカバンをぶら下げるべきか?ここは諦めるべきか?先日神保町の南洋堂に立ち寄った際、葛藤した結果、購入した本。
 草木のような装飾を施したアール・ヌーヴォーのデザイン、アアルトやイームズなど人の体を想像させる有機的な曲線が光るミッドセンチュリーのデザイン、細胞の構造やフォルム、それらを美しく表現した現代建築など。自然物をインスピレーションに取り入れて考えられたモノは近年こんなに多く生まれている、そんな視点で編集されている「NATURE DESIGN」。デザインの根源(SOURCE)に触れた1冊、それはカバンの重さなんて「そんなの関係ねぇ」でしょ。
 しかも出版社はスイスのラース・ミューラー(Lars Muller Publishers)。ブックデザインも完成度が高い。納得のお買い物。

NATURE DESIGN
Published Lars Muller Publishers

Maroon Necklace2007.12.01 Saturday



 「Next Door!」 まだ学生の頃に初めて海外に行った時、行こうとしていたお店か何か、場所を尋ねた際にそう言われた。ネクスト・ドア?確かにそう聞こえた。隣のドアということはどういうことか?何の事だかさっぱり分からなかったが、何せ初めての海外旅行、そこからさらに質問する勇気はあるはずもなく、絞り出すように「Thank you.」とお礼を言ってその場を後にした。 それからいくらか過ぎた後、Next Door → 隣のドア → 隣の家(店)という意味だと分かった。そんなこと中学の先生は教えてくれなかった、なんて言ったって始まらないが、同時にそれこそ教えてほしいことだと思った。その表現方法が欧米文化のひとつのようにオシャレに感じたからだ。それ以来自分のつたない英語ボキャブラリーに加わり、連呼することになったことは言うまでもない。
 Kyokoさんから丸っこい水滴のような形の石を見せてもらったとき、そのコロッとした愛らしい石に一目惚れ、これでまずイヤリングを作りましょう!という話になった。後日出来上がったものは思ったとおりキュートな印象に仕上がり、定番的に扱うことになった。そしてその名前を付けようと、いろいろと考えた結果「Maroon(マロン)」とすることにした。それを長年ニューヨークに暮らすKyokoさんに伝えると、可愛らしく聞こえるようで良いネーミングだとお褒めの言葉をもらった。マロン、その形と言葉の響き、「o」が2つ並ぶ感じ、確かに石の持つキュートな印象に合っているように感じる。ちょっと欧米文化を理解したのか?英語が上達したのか?そんな気になった。
 名前だけでなく、イヤリングも胸を張ってお届けするお勧めの品。そして最近、同じ石を使ってネックレスを作ってもらった。こちらもやっぱり愛らしい仕上がりになったと思う。もちろんお勧め。

Single Stone Necklace Maroon

下町散策2007.11.25 Sunday



 浅草生まれ浅草育ち、超が付く江戸っ子の友人Kさんが誘ってくれ、東京下町散策をすることになった。いつもバイクで移動しているKさんのことだから今日はバイクの後ろに乗せてもらっての行動だろう、そう思い、めいっぱいの厚着をして待ち合わせの田原町に着くと、Kさんは軽やかに自転車に乗っていた。拍子ぬけしたものの、運動不足の自分にはちょうどいい。Kさんから自転車を借り、いざ下町パトロールへ出発。
 東京で暮らし始め10数年になるが浅草方面には弱い。ひたすらKさんの後を追走するのだが、さすが地元なだけあって、道に詳しい。ほとんど大通りを通ることなく路地を右に左に入っていく。大通りにコンビニやフランチャイズのお店があるのは他のどの街とも変わらないものの、少し路地に入ると、工場、パーツ屋さん、パッケージ屋さん、下町ならではのモノ作り現場が広がる。興味津々の自分はハンドルを左右にきりつつ、首も左右にキョロキョロしてしまう。すっかり東西南北の方向感覚を失った頃、浅草から蔵前に来ていた。そして最近できたというアノニマスタジオのお店へ、工場跡地を改装したのだろうか、白く塗られたブロック壁に囲まれた広い店内の奥には貨物用のエレベーターがあり、独特の雰囲気を醸し出している。 そしてその足で神田に移動。駒込から移転してきたマルクトへ。古いビルを駆け上がり、(たぶん)3階の1室にあるその感じは以前の様子と似ていた。中に入ろうとすると、残念ながら臨時休業で入れず。また次回にすると、諦める。(でも一人で行ける自信ゼロ) そしてブックハンティングに神保町へ。こんな時重い荷物は禁物なのは重々分かっているも、どうしも欲しい本を見つけてしまう。悩んだ挙句、重くなったカバンをぶら下げて、次の本郷へ。 ここではちょっと仕事気分。スコスへ寄ってお店の備品を買い込む。さらに重くなったカバンはもうぶら下げてられないのでカゴに入れてさらに谷中へ移動。 共通の友人のお店、CLASSICOへ。オーナーのTさんがセレクトするものはいつも自分のほしいものばかりで嬉しい。秋冬ものが揃って賑やかな店内に入ると重くなった自分のカバンのことを忘れさせる。今年はダウンジャケットが欲しい、そう思いつつ寒さだけが増してきていたここ数日に焦りを感じ始めていた自分だったが、目の前にまさしく好みなジャケットがある。シェラデザインのダウンジャケット。以前気に入って使っていたシェラデザインのマウンテンジャケットはインドへ行った時にタクシーの中に忘れてきてしまうという悔しい思い出と、その使い勝手の良さが忘れられない。早速袖を通させてもらうとやっぱり良さそうだ。でもどうも腕回りがもたっとするような気がする。ひとつ下のサイズを出してもらって来てみるとちょうど良い。Kさんからも強い勧めがあり、購入を決める。「これで冬が越せます。」なんて笑いながらお店を後にする。膨らんだバックを前のカゴに、ハンドルには大きな紙袋をぶら下げて田原町まで戻った。
今日は運動不足解消と冬支度が出来た。充実の1日。

Super Inyo Jacket / Sierra Designs

Classico
東京都台東区谷中2-5-22山岡ビル102号
火曜日休み
※素敵なニットもあった。似たようなものを持っているはずなのに迷っている。

KESHI PEARL2007.11.20 Tuesday



 日本人、インド人、韓国人、タイ人、中国人、欧米諸国からの人々とジュエリーの展示会場はさながら異種格闘技戦のようなもので、そこかしこから響く聞きなれない言語に頭はもうろうとしてくる。いまでこそ多少は慣れたものの、通い始めた当初は独特の雰囲気の中、慣れない英語でのやり取り、さらに聞き取りづらいアジア人同士の英語での会話は困難極まりなく、いろいろな失敗・失態もあった。
 真珠は丸いモノ、それ以外は真珠じゃない。そんな小学生レベルの知識しか持ち合わせていなかった当初、凸凹した歪な形のパールに魅了された。ひとつひとつ自然が作り出す形、パール特有の虹のような照りがその有機的なフォルムに沿う光、それらはたまらなく美しかった。そこでインド人風の方にこれは何かと尋ねると、「KESHI」だと教えてくれた。それから「ケシ・パールはない?」と一つ覚えのように聞いて回ったのを思い出す。いくつか好みのものを見つけては、お店で販売させてもらっていた。そしてそれから1年くらいが過ぎてからだろか?「KESHI」について調べてみたら、それが「芥子」なのだと知った。「Keshi Pearl」、今まであえて英語風に発音していたKeshiが植物の芥子、日本語が語源になり、それが世界の共通言語になったようだ。以前の自分は外国人が「トウキョウ」と変なイントネーションになるようなあんな感じに「KESHI」だった訳だから、頬が赤くなる。。。異国から遙々やってきたと思っていたものは意外に近くにあったようで、急に親近感を覚えると同時に興味を倍増させることとなった。
 晩夏のロサンゼルスでインド人ディーラーを訪ねたとき、綺麗なケシパールを3つ、金の輪にぶら下げたインドらしいチャーミングなパーツを見せてくれ、一目惚れ。譲ってもらったモノを日本に戻ってネックレス、ブレスレット、イヤリングに加工した。ディーラー曰く、ケシパールは日本のものだとか。日本からインド、アメリカ、そして日本へと、長旅ご苦労さん、お帰りなさい。

Keshi Pearls Necklace
Keshi Pearls Bracelet
Keshi Pearls Earrings

Pin Badge2007.11.17 Saturday



 友人が作るカバンがある。TEMBEAというブランドで、シンプルでいてどこか懐かしく、でもウィットに富んでいて都会的な雰囲気もする。個人的にとても好みなモノたちなのだけれども、共通の友人が多いせいもあり、友達が何人かで集合するとそれはまるで部活帰りかと思うほど同じカバンの色違いを肩から提げて歩く光景が広がる。先に手に入れていれば良かったのだろうけれども、今となって「ほしい」と手を上げるのはなんだか気恥しいと思う自分がいる。少々ひねくれた根性だと思う。。。 
 先日、友人たちが集まる機会があり、やはりそこかしこでTEMBEAが目についた。そしてその中のひとりの友人が肩からぶら下げたトートバックに目が止まった。普段から軍パンにT-shritsというようなアクティブなスタイルに、個性的なアクセサリーを身につけるオシャレな彼女はピンクのストラップが愛らしいそのトートの白いボディの部分に5・6個いろんなピンバッチを付けていた。そしてその中の2つに、黒地に白抜きのCHANELの文字が光るものがあった。決して本当に光っていた訳ではないけれども(黒いパッチですから)、それは光って見えた。
 それからというものTEMBEAのバック、今からでも「ほしい」と手をあげてもいいのかな? 揺れている。

写真はお店で扱っているアンティークのピンバッチ。
¥1,575- / 1 piece

dosa in tokyo2007.11.16 Friday



 ロサンゼルスのダウンタウンエリアは山側、海側、四方八方から何本ものハイウェイが入り込んでいて、何度行っても慣れない。幾分前傾姿勢の運転にハンドルを握る手も汗ばむ。なんとか目的の出口を見つけ逃げるようにハイウェイを降り、背の高いビル群の隙間を縫うように目的地に向かう。ブロードウェイ通りはこのエリアの中でも幅が広く目抜き通りのような存在だろう。通りの両側にはお土産屋さんが立ち並び、観光地のような様子だ。その繁華街を抜けた先、古いビルの最上階にdosaはある。訪れた当日はdosaとバークレイのレストラン、シェイ・パニーズによるイベントを開催していたため、僕のdosa好きを知っている友人が気を利かせて誘ってくれたのだった。約束の時間に遅れてしまっていたので、彼らとは現地集合にしていた。ビルのエントランスに着くとプロレスラー顔負けの警備員がいて、ドキッとするも「dosa?」と言われ、うなずき、すんなり中へ通してもらった。きっと優しい人なのだろうが、体格の良いアメリカ人にも慣れないものだ。いざエスカレーターで最上階へ。
 ビルのワンフロアー全体がdosaのショールームになっていて、すでに多くのお客さんたちで賑わっていた。広いスペースに点々と置かれたハンガーラックに洋服が掛けられ、インドで作っているであろうショールがアンティークの棚に置かれ、アフリカのかごやデコレーションされた花がテーブルにディスプレイされていた。そして奥には膝の高さほどの長いテーブルに陶器、ガラス、石、紙、木、布、本などが整然と並べられていた。それはデザイナーのクリスティーナの頭の中を垣間見る、そんな気分にさせてくれるインスタレーション。そして一番奥にキッチンがあり、そのカウンターでシェイ・パニーズが作った料理が味わえるという素敵なコラボレーション。シェイ・パニーズの料理に舌鼓を打ちつつ、dosaの世界に触れる。その場を離れたくないと思わせる心地よい演出を堪能しつつ、男子の僕には買える洋服がないのだけが残念でならない。その場にはクリスティーナもいて、dosaのシャツとスカートに合わせたrepettoのシルバーのバレーシューズが印象的だった。

以下、dosa in Los Angeles 2007.9.16











 日本に戻って2カ月程が過ぎ、先日青山のdisplayで開催中のdosaのイベントにも行ってきた。こうして日本でも彼女のインスタレーションが見られるのは嬉しい。
 なんだかdosaの追っかけのような状態になっている自分に照れくさくもあるものの、やっぱり好きなものは好き。これからも胸を張って追っかけたいと思っている。

Dream room by dosa
at display
東京都港区南青山5-3-8