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BAR2008.02.06 Wednesday



 早朝、ニューヨークからデンバー(コロラド)へ空路にて移動。天候が悪かったせいもあり、到着が遅れた。このままでは次の乗り継ぎに間に合わないと思って、半ば諦めかけつつカウンターで出発掲示板を確認すると、次のツーソン行きの出発も遅れており、不幸中の幸いなのか、雪の中1時間半遅れで無事デンバーを出発。結局ツーソン(アリゾナ)に着いたのは予定より2時間遅れ、もう夕方だった。シャトルバスでホテルまで送ってもらい、チェックインの頃には辺りは暗くなりかけていた。これからどこかに出かける気にはならないので、今晩は大人しくホテルで過ごそうと決めた。1日中、飛行機で座っていただけだが、腹は減っていた。食事に出かけようと思うが、シャトルで送ってもらう途中、近くにはハイウェイを挟んでファミリーレストランとファーストフードがあるだけだった。選択の余地はなさそうだ。今夜はそこでさっと済ませようと思いホテルを出ると、ホテルの別棟がような場所が薄暗いバーのようになっているようだった。入口に回ると「Happy Hour」の看板が目立つように掲げられていた。いかにもアメリカンな井出達のバーにちょっと腰が引けたが、勇気を出して(?)扉を押した。薄暗い店内には4,5人の土木作業員風の男達が談笑してた。そこに自分を見つけたカントリーソングでも歌いだしそうなウェイトレスさんが素敵な笑顔で声をかけてくれ、席に案内してくれた。席に着く前にビールをお願いし、その後メニューの中からポークステーキを注文した。辺りを見まわすと、暗い店内の明かりのほとんどはビールメーカーのネオンサイン、広い店内には2台のビリヤード台が、大型のテレビにはNBAのゲームが映し出され、角に置かれたジュークボックスからはトム・ぺティが流れ、カウンターに陣取っている男たちの話題は昨日行われていたスーパーボール(アメリカンフットボール)のようだった。程無くして注文したボリューム満点のポークステーキとオニオンリングが運ばれてきた。これを毎日食べていたら、カウンターにいる筋骨隆々とした男たちのようになれるのだろうか。分厚い肉をビールで流し込みように食べながら、なんだか映画の世界に飛び込んだ、そんな錯覚を覚えるほどアメリカンな雰囲気を感じられた。さあ、これを食べ、明日からの仕入れの活力にしよう。

 ニューヨークでの出来事は追って書くとして、アリゾナ州・ツーソンにやってきている。

SUBWAY2008.02.03 Sunday



 1年ぶりにニューヨークに来ている。ニューヨークの足と言えば、まずはSUBWAY(地下鉄)。縦横、そしてちょっと斜めに、マンハッタンの街を碁盤の目のようにはしるストリートの主要な交差点ごとに地下鉄の駅があり、それらを繋ぐように、1,2,3,4,,,A,B,C,D,,,数字とアルファベット、そしてそれぞれに色付けされた地下鉄の線がある。Lに乗って、8thアベニューで3に乗り換えてアッパー(北)に、、、そんな感じだ。自分のような外国人旅行者にとっては分かりやすく親切である。大昔から始まったヨーロッパ諸国からの移民、そしてメキシコ系、アジア系、アフリカ系と人種のるつぼになっているニューヨークにとってはシンプルに、誰にでもわかる数字や色をうまく使いこなすことは自然なことだろうと想像できる。でもそんな必然なことなのに、自分にとってはカメラを向けたくなる存在になる。それが旅の醍醐味のひとつだろう。そう思いながら、地図を片手に例年より暖かいニューヨークをキョロキョロしながら歩き回っている。

P.S. お店はいつも通り営業中です。

1点モノ2008.01.28 Monday



 前にも書いたのを記憶しているが、僕は古着屋さんに足しげく通っている。原宿のトンチャン通り、自分のお気に入りの古着屋をパトロールしながら、学生たちに混じって中古レコードでも探すような手つきで、1点1点手際よくめぼしいモノを物色するのが、休日にひとつの楽しみでもあるのだ。特にLevi'sのデニム(501)やLeeのコーディロイパンツはどう考えても自分のワードローブに似たようなものがあると分かっていても、自分のサイズや自分の好みの風合いのものを見つけては連れて帰ってしまうのである。 たまに学生の時代の友人に会うと、「まだそれ穿いているの!」とパンツを指差され指摘されることがある。さすがに10年前のものを穿いているのではない。けれでも確かに似たようなものを穿いてのは認める。しかし自分の趣味など早々変わるものではない、さらに言えば、たまに会う友人たちから見れば同じように見えるパンツでも、自分の中ではサイズ感、擦れ具合、丈の長さなど、その時々で微妙ではあるだろうが個人的な趣味の変化が現れていると思っているし、そんな分かりにくい部分こそが自分の中での大きなこだわりだと思っている。S,M,Lではなく、袖が長いモノ、丈の短いモノ、たまには補修したりしているモノも、すべてが違っていて、そんな中から自分に合った1点を探すこと、それが古着選びの醍醐味であり、楽しさだと思っている。だからやめられない。

 SOURCEに買い付けて見つけたインドのリングが入ってきた。ガーネットと言うと、ワイン色が頭に浮かぶが、エメラルドのような深い緑色が印象的なグリーンガーネットリング。何角形?とは表現できない、自然の形を活かしカットされたローズカットのブラウンダイヤモンドリング。それぞれ1点ずつしかないけれど、気に入って、サイズの合う方がいらっしゃれば、連れて帰ってもらいたいと思う。

Green Garnet Ring(10号) ¥57,750-
Fancy Rosecut Brown Diamond Ring(7号) ¥42,000-

スーツ2008.01.22 Tuesday



 普段スーツを着る機会がほとんどない自分ではあるが、やはり持っていないのは困る。着る機会がないとは言え、そんな機会はふと、しかも突然来るものだ。箪笥の端っこに押しつぶされるようにぶら下がっている肥やし(スーツ)を引っぱり出してみると、どうにか虫には食われていないようである。それを確認して、久しぶりに袖を通すと、体系もそれほど変わっていないようで、もうひと安心。しかし鏡に映った自分はどこか鈍臭い。完全に古臭いのだ。スーツなどはそれほど流行に左右されないはずだが、10年近くも前のものとなれば話は別であり、少々難ありの様子である。幸いにもそれは初秋の頃、上着を必要をしなかったのでその場はパンツとシャツでやり過ごすことに。
 そんな苦い経験を思い出した1月のある日、スーツ探しに原宿界隈のセレクトショップを巡ろうと、意気揚々と出かける。ちょうどセール期間中ということもあり、原宿は黒山の人だかり。そんな中、まずはBeams Fへ。スーツに縁のない自分にとってはなかなか縁のないお店、店内で焦点の定まっていない自分に気がついたのか、お店の方が「こちら辺りがお客様のサイズかと思います。」とサイズごとに並んだ棚の1ヶ所を指し、優しく声を掛けてくれる。ちょうどいい、相談に乗ってもらおうと、あれこれ説明して自分に合いそうなものを選んでもらい、早速袖を通してみる。久しぶりの感触に自分が鏡にどう映っているのかも分からず、とりあえずこんな感じなのだと、確認して、納得する。まだ浮足立っている感じに変わりないので、他のお店も見ようと思うとその親切なお店の方に告げ、お店を後にする。お店を出て、すぐ隣のドアを開ける。
 次はInternational Gallery Beamsへ。階段を上がりメンズフロアーへ。相変わらず音楽のかかっていない静かな店内には人の声だけが響き、独特の雰囲気である。そしてそれが新鮮で心地よかったりもする。店内をゆっくり物色していると、ちょうどそこで勤める友人に遭遇。ラッキー、今日は人に恵まれているようだ。ここでも同じように今までの経緯を話し、お勧めの品を選んでもらう。選んでもらいながら、話を聞いていると、Beams Fはブリティッシュスタイルで、International Gallery Beamsはイタリアンスタイル、そんな違いがあるようなのだとか。イタリアンスタイル? ぱっと思いついたのが、サッカー・イタリア代表選手たち。すらっとした出で立ちで空港の出口から現れる伊達男たちが頭に浮かぶ。良いではないか、望むところである。友人のお勧めの品を試着させてもらうと、自分はお世辞にもイタリア代表には見えないものの、確かにさっき羽織ったBeams Fのものに比べ、スマートでモダンに見える。気に入ったし、縁もあるようだし、イタリア代表目指して、これに決めることにする。そのままシャツ、靴と結局すべてをそこで揃えられ、友人にお礼を言ってその場を後にする。

 そして早速出番である。翌週末に知人の結婚式に呼ばれていたので、お直しから仕上がってきたばかりのスーツに身を包み、彼らの祝福に駆け付ける。彼女のウェディングドレス姿には敵わないが、自分も胸を張って祝福出来たと思う。 なによりも、「おめでとう。」

Triangle Rosecut Diamond Earrings2008.01.21 Monday



 いろんな形が混じったダイヤモンドが入った袋を見せてもらい、それをバサッと白い紙の上に広げる。形もそうだが、色もバラバラである。白く眩しい光を放つモノ、ブラウンでもその独特の味を感じる光に魅せらせるモノ、どれも愛らしく、なんだかドキドキしてしまう。落ち着くまでにはちょっと時間が必要である。時間をあけて、虫眼鏡でじっくり観察しながら、良さげなものを除けていく。ネックレスには大小楕円形の石、指輪にしたら面白そうな四角い石、良いかと思ったら端が欠けてしまっている残念な石、、、次第に自分の山が大きくなっていく。その中に茶色い三角形の石を発見、しかも同じ三角で似たような色、サイズのモノを見つける。三角がふたつ、これはラッキー、迷わずいつかピアスにとキープ。
 そんなことで見つけた三角形のローズカット・ブラウンダイヤモンド。同じかたちの石はほかにない訳で、1から石に合わせて手で仕上げなくはいけない。22金で三角形の台を作り、そこに石を入れ、1ヶ所1ヶ所石に傷をつけないように気をつけながら固定していく。それをワイヤーを曲げて作ったパーツにぶら下げる。。。その場にいた訳ではないので勝手な想像に過ぎないけれど、出来あがったピアスを見ればそんな苦労の色が感じられる。職人さんにとっては骨の折れる作業だろうが、それを完成させ持ってきてくれた職人さんには自信に満ちた笑顔があった。きっと楽しんでくれたのだろう。おかげで素敵なものが出来上がったと思っている。

Triangle Rosecut Diamond Hanging Earrings

Bracelets2008.01.14 Monday



 まだまだ寒い日が続きそうだが、春も確実に近づいている。
 クリスマス前にインドからニューヨークに戻ったLenaから頼んでいたブレスレットが届いた。冬のオシャレも楽しいが、暖かくなったら、コートを脱いで、腕をまくって、もっと楽しいだろう。

Semi-Precious Stones Bracelet
Lena Skadegard

YARD-O-LED2008.01.12 Saturday



 以前、友人と食事をしていたときに、マイ・ボールペンを持っているいう話になった。マイ、つまりMY、私のボールペンの意味だ。マイカー、マイ携帯(電話)、マイコンピューター、マイボール(ボールングのこと)など、いろんなマイがあるが、マイ・ボールペンとはいい響きである。その友人はいつも大切に使っていて、一生使い続けたいと思っているシルバーのマイボールペンがあるのだと言う。そんな話を聞くと、年下の彼女が急に大人に見えてしまうから不思議だ。
 僕もシルバーの小物を持つことには昔から憧れを抱いていた。映画などの影響もあるだろうが、特にティファニー(Tiffany)のもの、マネークリップやキーホルダーなど、普段使いのアイテムにシルバーのモノを選ぶのは洒落ていて、素敵だと思う。もちろんボールペンも素晴らしいアイディアである。だから彼女の話を聞きながら、ティファニーのボールペンのことを思い浮かべていた。
 それからずーっと、そのことが頭から離れず、いろんな人に話をしていた。それがちょうど1年の最後を迎えようとしていた時期だったので、これは自分にとって好都合(?)、勝手にそう解釈し、早速銀座のTiffanyへ。お店には自分が想像していた以上に多数のボールペンが並んでいて、どれもシルバーならではの輝きが眩しい。その中にTiffanyの「T」の文字をクリップ部分にあしらったシンプルなデザインのモノが自分好みで良かった。まずは第一候補である。
 Tiffanyのモノ以外に頭には浮かばない自分であったので、同時にその彼女や、文具に詳しい友人達に相談してみた。すると皆が同じボールペンを進めてくれるではないか。それはYARD-O-LED(ヤード・オ・レッド)というイギリスのモノのようで、友人からのメールに添付されていた写真を見るからに飾り気のないその無骨な姿がこれまた好みであった。ちょうど銀座のTiffanyの隣にある伊東屋に入ってみると、実物が確認できた。写真通りの無骨さとあいまって、小ぶりな割にはずっしりと重みがあってよい。また、戻って調べてみると、その長い歴史、ハンドメイドであること、上質のシルバーを使っていることなど、そんなウンチクに目のない自分の心をギュッと握りしめた。Tiffanyも良いが、悩んだ挙句こちらを選ぶことにした。
 相談していたひとり、高松で「漂泊」というお店をしている友人がお取り寄せしてくれるということだったので、その勧めてくれたモノをお願いした。そして1週間後、待ちに待ったモノが届いた。年を越してしまったが、自分にとってのクリスマスプレゼント。一生モノがひとつ増えて嬉しい。

YARD-O-LED / DIPLOMAT BALLPEN BARLEY

Primitive Necklace2008.01.10 Thursday



 年末に実家へ帰り、「ただいま!」の挨拶もそこそこに、まず目に飛び込んできたリビングを陣取るこたつ。ほんの数日間の滞在ではあったけれど、家にいるほとんどの時間をこたつ君と共に過ごした。ここではあえて仲間意識として君付けで呼ばせてらいたい。夕食後、お酒の入った火照った体に、足元を温めてくれる彼は、心地よい眠気を誘う。正月特番のテレビ番組が少しでも興味を外れると、すーと深い眠りに引き込んでいく。そんな格闘の中、NHKで放送されていたイチローの特集には家族総出で釘付けになった。そして正月らしい(?)考古学モノ、いわゆる、エジプト文明のなにとか、世界の七不思議とか、そういった類の番組にチャンネルを合わせては見入っていた。職業柄、出土した金銀財宝に目が行くわけで、王の身につけていた細部まで凝りに凝った煌びやかな装飾品、今よく目にするような磨き上げられた石とはまた一味違う天然石、それらのプリミティブな美しさに魅了されていた。
 東京に戻り、年末に入荷していたモノをホームページで紹介するために準備した。正月の余韻を引きづって、まずはメリッサのネックレスを。何度か書いているが、メリッサの特徴は棒状の金線を叩くことによって、いろいろか形に変えること。ピアスやリングは今でのお店の「大」がつく定番品となった。その手法をそのまま使ってチェーンのひとつひとつを叩いて、加工して、それらを繋ぎ合わせて作ったネックレス。 それは今も昔も変わらない方法だ。だから出来上がったものはどこかプリミティブな美しさを感じさせてくれるのだろう。

Necklace by Melissa Joy Manning

ういろ2008.01.06 Sunday



 12月31日の夕方に品川駅から新幹線に飛び乗り、実家の愛知に戻る。年越しに滑り込みセーフ、カウントダウンは蕎麦をすすりながら、家族水入らずで過ごす。そして毎年の恒例行事、1月2日は両親の実家近くにある谷汲山(岐阜県)に初詣に出かけることに。
 今年は個人的に近くの温泉に行きたかったので、家族とは別に実家の車を借りて、一足先に家を出る。時間も少し早かったせいか、渋滞に巻き込まれることもなく、1時間ほどで目的地に到着。
 お参りももちろん恒例行事なのだが、もうひとつ、参道にある昔ながらのお店が作る自家製の「ういろ」を買うことも、子供のころからの楽しみのひとつ。けれども、その行列も名物のひとつで、あえなく断念する年もあるものだから、参道を歩く道すがらは、お参りのこと以上に、その行列具合に気になって自然と足早になる。前日に降った雪で濡れた路面を気にしながら、目的の「三桝屋」に到着すると、珍しい。時間が早かったからだろう、2,3人が並ぶ程度で、行列と呼ぶようなものではない。後から来る両親も欲しがるのは間違いない、2,3余分に包んでもらい、本来の目的の(?)お参りへ。両手にビニール袋をぶら下げて、お参りとは本末転倒もはなはだしい、気がする。そんな反省の思いの帰り道、その頃には10人ほどの行列が。行列がなかったのは年初めからラッキーだったが、お参りの効果が下がったようで、微妙な心境。
 さて、当の「ういろ」はと言うと、お店の裏で蒸されたものだろう。90cm角ほどの大きな塊を軒先でおばさんが手際よく、糸のようなもので6,7cmくらいの三角形に切っていく。それを10個、2色か3色か、味違いでランダムに一山にして木の皮で包んでくれる。味はとても甘さを抑え、モチモチとした食感でボリューム感があるけれども、お茶と一緒に2,3個はペロリと平らげてしまう美味さ。添加物を入れていないためだろうが、消費期限が当日になっていて、お土産に向かないのが残念な反面、その分特別なありがたさが感じられるのは自分だけだろうか。毎年1度の楽しみとしていて、そんな存在で良いのかとも思う。ご馳走様、また来年まで。

ういろ ¥600-/10個
三桝屋
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積

年末年始について2007.12.29 Saturday

・・・年末年始の営業について・・・
12/29から1/4まではお休みさせていただきます。
オンラインショップでのご注文はお休み期間中も受け付けております。
ただし発送は1/5以降となりますので、ご了承ください。