WEDDING
両側にびっしりと並ぶブースに目を光らせながら歩いていると、「SHINJI!」と声が聞こえてくる。声が聞こえた方を振り向くと、ひとつのブースでテーブルを陣取って、大量の石に囲まれたマーガレットが、こちらに向かって手を振っている。駆け寄ると、ハグしてくれ、「こんな石を見つけた!」「この色はどう思う?」と嬉しそうに成果を見せてくれながら、石選びに拍車がかかる。一段落したのち、僕は自分の石選びのためにその場を後にし、2-3時間ほどして同じ場所に戻ってみると、まだマーガレットは先程と同じ状態で石を選び続けている。この経験は1度や2度ではなく、ツーソンやラスベガスなどの展示会場でマーガレットに出会うときは、決まってこのパターンだ。マーガレットの選んだ石がどれも特別なモノであることを、僕はよく知っている。 Margaret Solow
ブランドのロゴが入っているからではなく、それと分かるトレードマークがついているからでもない、一目見て誰が作ったのかが理解できるモノであることが、そのモノやヒトの価値であることも忘れてはいけない。
・・・・・ マルーが金の板をハンマーで叩いていて、ちょうど先程ピックアップしたScallop Earringsを製作しているところだった。決して強い力ではないが、少しずつ形を変えながら、テクチャーと輝きが増していく様に見とれてしまった。 ・・・・・ SOURCE JOURNALがスタートします。 SOURCE JOURNAL
5月末にガブリエラを訪問して、選んできたリングたち。 Rings by Gabriella Kiss
マーガレットが数日前にラスベガスで手に入れた石の中から選ばせてもらったモノたち。石に鮮度があるわけではないけれど、いまの僕には、いつもよりもキラキラして見える。そしてなんだか分からないけれど、ニヤニヤしちゃう。
くねくねと揺れ動く姿が楽しげで、チャーミング。これからの季節に活躍してくれそうなネックレスとブレスレットがレナから届いた。 Lena Skadegard
当たり前だけれど、ゴールドも天然石も、大昔から変わらず存在している。何千年前に生きていた人々も同じように、天然石を身に着け、楽しんでいたのかと思うと、なんだか不思議。。。クレオパトラも愛したというエメラルド。5月の誕生石。 Gem Drop Earrings-Emerald (Carla Caruso) Small Oval Emerald Ring (Gabriella Kiss)
手仕事と伝統的な様式が交わると、プリミティブな魅力を感じられるモノになる。 Oval Handmade Chain Necklace
ふらりと寄ったBloom & Branchでとても柔らかく、涼しげなT-shirtsを見つけた。聞けば、その光沢感とさらりとした質感はウールらしく、ますます惹かれた。濃紺、オリーブグリーン、白と黒のボーダー、3種類のラインナップ、普段だったら間違いなく濃紺を手にするのだけれど、今年っぽいワイドなシルエットだし、ここはあえてボーダーを選んでみた。急に夏の日差しが待ち遠しい気持ちになった。 SOURCEには10mm前後の大ぶりな白蝶真珠のピアスが4点入荷した。ケシならではの躍動感はそのサイズ同様、ダイナミックに映る。このくらいのサイズになると、なかなかペアを揃えることが難しいので、貴重な4ペア。普段、小ぶりで繊細なモノを中心に楽しんでいる方にこそ、あえてお勧めしたい。きっと新しい楽しさを知ってもらえるのではと、自分に重ねて思ったりして。 X-Large Keshi Pearl Post Earrings
ハンドメイドチェーンは機械で組まれたチェーンに比べて、重みが増す。その重みは単に重量の話だけではなく、手間をかけ、丁寧に作られているということを知ることで感じる重みが含まれているような気がする。 Thin Handmade Chain Necklace (Tej Kothari)